夜明け前には小雨が降っていたが日中は次第に晴れて来る。
真夏日にこそならなかったが陽射しには夏の名残を感じた。
朝の道では県道沿いにキバナコスモスが満開になっている。
秋桜より早く咲くが同じ仲間なのだそうだ。
肝心の秋桜はまだ何処にも咲いておらず心待ちにするばかり。
やはり猛暑が続いたせいだろうか草花も戸惑っているようだった。
私はどんな花も好きだが秋桜が一番好きである。
特に白い秋桜が好きで見つけた時のなんと嬉しいことだろう。
清楚な純白。穢れを知らない乙女のような花であった。
子供の頃からの憧れはこの歳なっても変わりはしないのだ。
花言葉は「優美、純潔」いささか私には縁遠い言葉である。
仕事は相変わらずの忙しさ。それが面白くてならない。
午後からシステムサポートのO君が診断機のメーカーの人と来てくれた。
来月から始まるOBD検査の手順を教えに来てくれたのだ。
複雑のようでありながらやってみると結構簡単であった。
ただ義父はノートパソコンを一切使うことが出来ない。
仕方なく私と二人係で検査をしなければいけなくなりそうだ。
もうすぐ68歳の私と81歳になる義父との高齢コンビである。
お国が決めた事なので問答無用であるがどうなることだろうか。
O君たちが帰ってから車検を一台仕上げる。
納車に行っていたらすっかり遅くなり4時になっていた。
昨日も遅かったので焦りながら帰路に就く。
今日こそはちゃんとした夕飯をと思っていたのだが
結局はサニーマートのお惣菜ばかり買ってしまう。
5時に帰宅すると大量の洗濯物が待っていた。
急いで畳んでいると夫が早くもお風呂に入ろうとする。
せめて畳み終えるまで待ってくれないかと引き止めた。
とにかく毎日同じ時間にお風呂に入りたがる。
5時半には晩酌を始めるのも同じであった。
そこで腹を立てるような私ではなかったがつい苛立ってしまう。
「イカのお刺身」を買って来ていたので夫に与え
急いで茄子と豚バラを炒める。お惣菜ばかりではあんまりだろう。
一品は作りたい。簡単な物でもあれば食卓が映えて来る。
食後やっと一息。自室の窓から暮れていく空を眺めていた。
煙草が美味しく立て続けに2本も吸ってしまった。
慌ただしい一日だったが今日も全うしたのだなと思う。
入浴後にはこの日記を書くのが日課だが
投票ランキング上位に食い込んでおりとても励みになっている。
以前は一人だけだったが最近になり増えているようだった。
劣等感のかたまりである私にとっては神様のように思える。
こんな日記でも読んでくれる人が居てくれるだけで有難いことだ。
ある日突然に書けなくなる日も来るだろう。
そうなればもう死んだも同然のように思えてならない。
どうかどうか明日も書かせてください。
ノートパソコンを閉じる時にはいつも手を合わせている。
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