ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年09月24日(火) 夏の忘れ形見

爽やかな秋晴れの朝であったがそれもつかの間のこと。

10時頃には厚い雲に覆われ雨が降り出してしまった。

「洗濯物がかり」の夫の云う通りになる。


気温も上がらず随分と秋らしくなった。

吹き抜ける風のなんと心地よいことだろう。


職場の百日紅はもうすっかり散ってしまったが

まだあちらこちらに咲いているのを見かける。

もうとっくに百日は過ぎているはずであった。

なんと健気で逞しい花だろうか。

なんだか夏の忘れ形見のように思えてならない。




連休明けの仕事は活気があってよろしい。

義父も待機してくれていて順調に仕事が捗る。

驚いたのは連休の間に稲刈りを終わらせていたこと。

もう荷造りも出来ており工場には8トンの飼料米が積まれていた。

近いうちに出荷するようだが価格は期待できないとのこと。

食糧米よりずっと安値でくたびれ儲けとなりそうである。

国の補助金が無ければとても採算は取れないだろう。


車検の予約が次々に入っておりもう10月の半ばまで埋まった。

これから年末に掛けてが勝負だと思う。

とにかく稼がなければならない。まるで金の亡者のようになる。

例の大口の入金は今日も無く肩を落とすばかりであった。

相手先に問い合わせたらもう少し待って欲しいとのこと。

月末までに入金が無ければ会社はどん底になってしまうのだ。

資金の余裕が無いと大風呂敷も広げられない。

あまり催促をするのもみっともないと義父から注意を受けた。




仕事が忙しく4時半に退社。もうサニーマートへ寄る時間がない。

いつもは自動車専用道路を通るのだが今日は国道を走った。

国道沿いの「ちきん館」に寄り「丸っぽ鶏」を買い求める。

5時過ぎに帰宅したがもう横になる時間もなかった。

「丸っぽ鶏」は鶏の姿そのままのローストチキンである。

夫に解してもらっている間に大量の洗濯物を畳む。

よっこらしょと立ち上がったら軽く眩暈がした。

仕事は辛くはないのだが身体は正直になっているらしい。

まだまだゴールは見えないのだ。気合で乗り切るしかないだろう。


食後やっと自室で寛ぐ。煙草さえあれば生きていけると思った。

もしそれで寿命が縮まっても自業自得なのだ。

我慢するのはもう二度と御免だと思う。好きなように生きたい。


届いていた短歌雑誌をぱらぱらと捲って見たが

当然のように私の短歌は何処にも見当たらなかった。

このままでは一生救われることはないだろう。

「めげる」何度でもめげる。そうしてまた這い上がって行く。


あとどれくらいの生涯だろう。まさか今日が最後ではあるまい。

可能性を信じること。希望を失わないことである。


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