ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年09月23日(月) 奇跡の朝顔

暑さ寒さも彼岸までとはよく云ったものである。

今朝は一気に気温が下がり肌寒さを感じた。

日中も30℃に届かずエアコン無しでも過ごせるほどに。

先日までの猛暑が嘘のようであった。


北海道では山に初雪が降ったようだ。

もうストーブの季節である。

能登の被災地は晴れていたようだがなんと悲惨な有り様だろう。

死者も7人に増えまだ行方不明者の捜索が続いている。

一人で留守番をしていた14歳の少女は家ごと土砂に流されてしまった。

どんなにか怖ろしかったことだろう。地獄としか云いようがない。

地震にも負けず残った家が跡形もなく消えてしまったのだ。

ご両親の気持ちを思うと心が締め付けられるように痛んでならない。

能登の人達に何の罪があるのだろう。神も仏も恨みたくなってくる。




こぼれ種から芽を出していた朝顔が咲いた。

紫に白い筋の入った可愛らしい花である。

季節外れではあるがまだ蕾を付けており明日もきっと咲くだろう。

自然の営みのなんと感動的なことだろう。奇跡の朝顔に思える。

咲かそうと思って蒔いた種ではないのだ。

2年ものあいだ土の中で眠っていた尊い命である。



午後、固定電話を解約した。祝日でもネットで簡単に出来て助かる。

家族がみな携帯電話を持っており全く使っていなかったのだ。

着信があっても迷惑電話ばかりで通話拒否をし続けていた。

詐欺被害の多い昨今である。固定電話が必要とはもう思えなくなった。


以前はよくあやちゃんのお友達から掛かって来ていたが

もう一年以上も誰からもなかった。

お友達ももうスマホの時代なのだろう。

あやちゃんはまだ持っておらず仲間外れかもしれなかった。

けれどもタブレットとパソコンさえあれば十分なのだそうで

子供部屋に置いてあった固定電話の子機を片付けてしまったのだ。

「友達」を諦めてしまったのだろう。それも憐れなことである。



午後2時間程お昼寝。3時には目覚めていたが今日も短歌は書かない。

やはり書きたい時に発作のように書くのが一番に思う。

大相撲が終り夫は気が抜けたように過ごしていたが

4時から「暴れ奉行」と云うかなり古い時代劇を観ていた。

「子連れ狼」はもう終ってしまったのだそうだ。


気になったので調べてみたらなんと47年前の時代劇である。

主役の萬屋錦之助はもうこの世にいなかった。

若い頃の千昌夫、大谷直子などが出演しており興味深い。

夫がまた楽しみな番組があり良かったなと思う。

私も早く帰れた日には一緒に見ようと思った。



明日はやっとする仕事があるのだが金策で頭を悩ませている。

例の大口の入金が遅れており月末に間に合うだろうかと心配だった。

29日には母の一周忌を控えておりお布施も用意しなければいけない。

「何とかなるだろう」そう思えるほど私は楽天家ではなかった。


生まれ持った性分とは厄介なものである。

私は父に似たのか神経質でくよくよと思い悩むのが常であった。

母ならばきっと笑い飛ばしてくれたことだろう。


目の前の荒海に飛び込む勇気はなかったが

難破船にしがみつく気力はありそうだった。

成るようになってこそ生きている甲斐があるのだろう。






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