ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年09月21日(土) 洗濯物がかり

晴れてはいたが時おり空が暗くなる。

雨が降るかもしれないと夫が「洗濯物がかり」をしてくれた。

外に干してあった大量の洗濯物を乾燥機に入れてくれたのだった。

「すまんねえ、ありがとうね」とお礼を言ったら

「ほんまにありがたいと思うちょるがか」と笑い飛ばしていた。

当たり前だとは決して思っていない。どれ程助かることだろうか。



お昼に悲痛なニュースが流れる。

能登の被災地が豪雨に見舞われ大変な水害になっていた。

河川が氾濫し仮設住宅も浸水しているとのこと。

地震の復旧作業をしていた人が土砂に呑み込まれ命を落としていた。

どうしてこれ程までに能登ばかりをと思わずにいられない。

気の毒を通り越して理不尽でならず心が痛むばかりであった。


台風14号は温帯低気圧に変わったが明日も大雨の怖れがありそうだ。

どうかもうこれ以上の被害が無いことを祈る事しか出来ない。

神よ仏よと思う。本当に存在するのならどうして見捨てようとするのか。





午前中はカーブスに行っていたが午後はひたすら寝て過ごす。

三連休は少しも嬉しくなくむしろ憂鬱でもあった。

仕事がしたくてならないのだ。何と貧乏性なことだろう。

どれほど疲れを感じても仕事あってこその自分に思える。

経営に携わるようになってもう6年程だろうか。

自転車操業はとにかくペダルを踏み続けなければいけない。


4時前に目覚め一度自室に籠ったが短歌は書けなかった。

全く書く気にならないのだ。ぼんやりと煙草を吸うばかり。

発作のようなものだと思う。そうなればもう自然に任すしかない。


「洗濯物がかり」の夫が乾燥機から出してくれて

エアコンの効いた茶の間に運び込んでくれていた。

それもどれ程助かることだろう。感謝しきれない程だ。

洗濯物を畳みながら夫と一緒に大相撲を観ていた。


夕食はあやちゃんのリクエストで手作り餃子を作る。

包むのを手伝ってくれるかと思いきやその気はなさそうだった。

娘が手早く包み50個の餃子が出来る。

我が家の餃子は何処のお店で食べる餃子よりも美味しい。

それだけは自慢で私の得意料理であった。

餃子が焼けるまで夫は「鰹のタタキ」で晩酌である。

目を輝かせながら食い入るように大相撲を観ていた。

大の里が豊昇龍に勝ち何と今年2度目の優勝を果たす。

夫は舞い上がるように喜びもっとビールが飲みたいと言う。


大の里は石川県出身の力士であった。

能登の被災地の人達もどんなにか喜んだことだろう。

しかし今日の水害で観戦どころではなかったのかもしれない。

それを思うと手放しでは喜べずとても複雑な気持ちになった。

何があっても負けない。そんな勇気と希望に繋がればと願う。


午後8時。残業だった娘婿が帰宅し娘達の夕食が始まったようだ。

あやちゃんもきっと喜んで食べてくれているだろう。


そろそろ短歌が書きたくなって来た。

酔いは程々。そろりそろりとあちらへ参りましょうか。




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