ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年09月20日(金) 眠り薬

狐の嫁入り。晴れて陽が射しているのにぽつぽつと雨が降る。

よほど大気が不安定だったのだろう。

朝の道では山に虹が掛かっており思いがけずに嬉しかった。


日中は猛暑日にこそならなかったが厳しい残暑となる。

高知県では四万十市が一番の暑さだったようだ。

上には上があり静岡市では39℃を超す猛烈な暑さを記録する。

人間なら高熱である。どれ程の人が耐えたことだろうか。



紅い彼岸花が一気に咲いた。亡き祖母を思い出さずにはいられない。

明後日が命日である。もう19年の歳月が流れた。

私は母よりも祖母に似ていて鏡を見ると祖母の面影が蘇る。

自分の顔を見て懐かしいと思うのも不思議なことなのだろう。


昨年「紅い道」と云う詩を書き県の文芸賞に応募したのだが

あまりにも感傷的だったせいか見事に落選した。

けれどもあの詩の中にこそ祖母が生きているような気がしてならない。


今年も締め切りが迫っているがどうしようかと迷っている。

SNSで発信した詩は未発表にはならず規約に反するのだそうだ。





今朝は出勤して驚く。工場に飼料米の一トン袋が四個も座っていたのだった。

今日が稲刈りの予定だったので義父が徹夜で荷造りをしたのだろう。

なんと今朝の7時まで掛かったのだそうだ。あまりにも無謀である。

一睡もしていないのに寝る時間を惜しみ今日も忙しなく動いていた。

稲刈りは天候がイマイチで延期となった。

あともう少しで終わるのだそうだ。雨さえ降らなければと残念でならない。

それにしても義父のタフなこと。もう直ぐ81歳とはとても思えなかった。


車検が2台完了。それも義父の助けが無ければ不可能だった。

明日は予約が入っておらず同僚も通院の予定である。

三連休は有難くはないがもうする仕事が無くなってしまった。


納車があり3時半に退社。いつもより遅くなってしまい大急ぎで帰る。

買い物を済ませ4時半に帰宅したが日中雨は全く降らなかったそうだ。

「よう乾いちょるぞ」と夫が自慢気に洗濯物を指差す。

大相撲を観ながら畳んでいると直ぐに5時になってしまった。


半額でゲットした鯵の開きを焼く。後は「豚ニラもやし」だった。

お惣菜の「ヤンモニョチキン」はいつも不評なのだが仕方ない。

サニーマートのお惣菜はもう飽きてしまったのだろう。


大相撲を観ながら夕食。大の里と琴桜は同体となり取り直しになった。

夫の鼻息の荒いこと。いつもの穏やかな夫とは別人に思える。

大の里が勝ったら「よっし、よっし」と増々鼻息が荒くなるのだった。

食後二階の自室に上がったら階下から大声で叫んでいる。

休場中の貴景勝が引退のニュース速報が流れたようだった。

まだ28歳の若さで残念であるがもう首の痛みが限界らしかった。


夫と大相撲は切り離すことが出来ず今の彼の一番の楽しみである。

毎場所のことだが大相撲が終わると気が抜けたようになるのだった。


私はどうだろう。ただ淡々と日々を過ごすだけである。

仕事のことで頭を悩ましながら常に時間に追われている。

夜明け前の一時間と今こうしている寝る前のひと時であった。

この日記を書き終えると「寝酒」と称して短歌を書いているが

先日ある方から「明日も仕事ですよ」とコメントを頂いた。

寝酒がそれ程までに悪いことだろうかと思う。

若い頃からもう何年も続けて来た私の「眠り薬」なのだった。


ほろ酔って短歌を書いて何が悪いのだろうと思う。

酔ってはいけない理由があるのなら教えて頂きたいものだ。


惜しむ時間ばかりである。「いま」しか書けないことがある。

それは私が「わたし」ではいけないのと同じことではないだろうか。




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