ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年08月28日(水) 覚悟の夜

台風の影響が出始め時おり激しい雨となった。

高知県西部には大雨洪水警報が出ており

午後3時過ぎ「高齢者等の避難」が呼び掛けられる。


台風の速度は非常に遅く進路の変化も見られた。

昨日は瀬戸内海を通過する進路であったが今日は高知県直撃である。

過去の伊勢湾台風並みの猛烈な台風らしく怖ろしくてならない。

どれ程の被害が出ることだろう。もう避けられはしないのだ。


帰宅したら夫が家中の雨戸を閉めてくれていた。

出来る限りの備えは整ったが果たして大丈夫なのかと不安になる。

暴風圏内に入ったら家の瓦が吹き飛ばされてしまうかもしれない。

後は停電である。とても短時間で復旧するとは思えない。

夫はいざとなったら車の中に避難すれば良いさと笑っているのだった。


明日から明後日に掛けて最接近とのこと。

ただただ怯えながら身構えることしか出来ない。



整形外科のリハビリの日だった。もしやと思い早めに病院へ行く。

やはり悪天候のためキャンセルが多くあり直ぐに順番が来た。

施術後に診察があり待合室の椅子に腰掛けしばし待つ。

殆どの患者さんがスマホを操作しており「時代」を感じた。

私はスマホを持たない主義なので全くの無縁である。

病院中にエリアメールが鳴り響きそっとポケットからガラケーを出す。

メールを確認すると素早くポケットに押し込んだのは云うまでもない。


4時半には診察が終り予定よりも随分と早かったが

今日は「ほか弁」の約束をしていたので車中から注文をした。

受け取りに行ったら店員さんが「いつも有難うございます」と言ってくれる。

「こちらこそ助かっています」と笑顔を交したことだった。

本当にどれ程助かっていることだろう。ほか弁は我が家の神様である。


嬉しかったのはめいちゃんが洗濯物を畳んでくれていたこと。

エリアメールが鳴ってから怖くなっておじいちゃんと一緒に居たのだそうだ。

夫は晴れの日も雨の日もエアコンの効いた茶の間に洗濯物を運んでくれる。

私が汗だくにならないようにと気遣ってくれているのだった。

「ついでに畳む練習もしたら」と言ったこともあるが

それは流石に出来ないそうで笑い飛ばしていた。



雨は降ったり止んだりで今は止んでいる。

風もさほど吹いてはおらず静かな夜となった。

嵐の前の静けさなのかもしれない。


今日はまだ短歌を書いていないのだが寝る前に書けるだろうか。

例え日課でもたまには休めば良いのにとも思う。

私の「こだわり」は半端なくとことん追い詰めようとしているようだ。


嵐ならそうと云ってはくれまいか覚悟の夜を折りたたむため


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