夜明け前まで小雨が降っていたが日中はよく晴れる。
湿度が高かったのか蒸し暑くてならなかったが
気温は33℃と猛暑は和らいでいた。
明後日は「処暑」である。次第に秋めいて来ることだろう。
仕事は相変わらずの忙しさで眩暈がしそうだった。
来客も多く対応に追われる。
義父は借りている田んぼの借料としてお米を配っていた。
その数の多さに驚く。苦労の割に大きな負担に思える。
ただ農地を所有しているだけでお米が手に入る仕組みだった。
義父の所有する田んぼは全く無く憐れにも思えて来る。
山里も高齢化が進み稲作を諦める農家がどんどん増えているのだ。
収穫したお米はJAではなく高知市内の米穀店へ納めている。
その方が高値で買ってくれるのだそうだ。
「捕らぬ狸の皮算用」ではないがその収入で搬送車を買おうとしている。
カーセンサーで見つけた中古車がいたく気に入っており
まるで子供が玩具を欲しがるように駄々をこねるのだった。
そうなればもう止めても無駄で好きなようにさせるしかない。
もう手に入れたつもりでいるのだろう今日も上機嫌であった。
果てしなく忙しかったが3時半に退社。
お昼休憩も無かったのでぐったりと疲れていた。
夕飯の献立も決まらないままお総菜売り場をうろつく。
揚げ物が多く家族には不評であったが我慢して貰うしかない。
帰宅したらもう4時半である。横になる暇もなかった。
15分だけと思いパソコンに向かい短歌を捻る。
なんとしても書くぞと思ったのだが結果は散々であった。
自分でも意味不明の短歌を二首書きそのまま発信する。
焦っているのだ。あがいているのだ。もうどうしようもない。
時間に追われ続けている日々であった。
余裕さえあればと思うが成果があるとは限らない。
追い詰められてこそ可能なこともあるのかもしれないのだ。
しかしいったいいつまでこんなことを続けるのだろうと思う。
かと言って詩や短歌を諦めることがどうして出来よう。
この日記もそうである。どんなに疲れていても書かずにいられない。
そうして一日を全うしてこそ生きていられるのだろう。
全てのことが最期に向かっているのなら尚更のことではないだろうか。
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