ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年08月19日(月) 秋待ちの雨

深夜から激しい雷雨。明け方に雷は治まったが土砂降りの雨となる。

「大雨洪水警報」が発令されていたが夕方には解除となった。

明日からもしばらくは雨の日が続きそうである。


待ちに待った雨ではあるが大雨となるとさすがに戸惑う。

しかし恵みの雨と捉えることも出来るだろう。

猛暑続きで四万十川の水量も随分と減っていたようだ。


ワイパー全開、ライト点灯で朝の道を走り抜ける。

山道に差し掛かり道路の冠水を予想していたが危機一髪で無事だった。

慣れた道でも何が起こるか分からず不安は付いてまわるものだ。



仕事は今日が実質的なお盆休み明けとなり大忙しとなる。

取引先も今日からでなんと慌ただしいことだろう。

義父の稲刈りは一段落していたが疲れが出たのだろう

「今日は休む」と言って居室から姿を現さなかった。

休養も大事と思い同僚と二人で精一杯のことをする。

車検整備の上にオイル交換、パンク修理もあればバッテリー上りも。

あまりの忙しさに同僚もパニック気味になっていた。


10時を過ぎた頃「やっぱり休むわけにはいかんな」と義父の声。

げっそりと疲れた顔をしていたが何とか動き出してくれた。

段取り課長は私だがやはり社長あってこその会社だと思う。

私一人では決められないことがたくさんあるのだった。


工場が落ち着いたところで2時過ぎに退社する。

今日は「県税事務所」に行かなければいけなかった。

雨は少し小降りになっていたが傘無しではずぶ濡れになってしまう。

駐車場から小脇に書類を抱え杖と傘の二刀流である。

大切な書類なのでファイルに入れてあったがうっかり落としてしまった。

拾うとしたら傘が手から離れてどうしようも出来ない。

雨に罪はない。私の足が不自由だからいけないのだと思う。


地下の売店で県証紙を買い求めたら親切な店員さんが居てくれて

エレベーターまで案内してくれた。県税事務所は2階である。

おかげで階段を使わずに済み大助かりだった。

エレベーターの場所が分り難かったが次からは大丈夫だろう。


書類を提出しまた大切な書類を受け取る。

車までやっと戻り着いた時には息が切れるほど疲れていた。

いけないいけないと思いつつ煙草を二本も吸ってしまう。

不思議と気分が落ち着くのだ。だからいつまで経っても止められない。




買い物を済ませ帰宅したら夫が今日の報告をしてくれた。

あやちゃんの機嫌がとても良く何度か話し掛けてくれたそうだ。

昨日は余程虫の居所が悪かったのだろう。

その原因は定かではないが繊細な心の襞に何かが触れたのかもしれない。

本当は家族で出掛けたかったのかもしれない。

頭から行かないと決めつけて誘うこともしない娘夫婦であった。


けれども余計な口出しは厳禁である。

娘夫婦の「見守る」は私達とは明らかに違うのだった。


今日はあやちゃんの好きな「わらび餅」を買って来ていたので

「冷蔵庫に入れとくね」と告げると「うん、明日食べる」と応えてくれた。

笑顔が嬉しくてならなかった夕暮れ時のことである。


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