ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年08月13日(火) 母の迎え火

やはり猛暑は和らいでいるようだ。

夜明け前には秋の虫がちりりと鳴くようになった。

日中は厳しい残暑に思えたが江川崎はランキング外であり

関西や中部地方が上位を占めていた。


台風5号は熱低となり日本海へと抜けたが

新たな台風が3つも発生し北上している。

幸い四国には影響がなさそうだが関東や東北は大荒れになりそうだ。

帰省中の人も多いことだろう。ひたすら無事を祈るばかりである。



山里では稲刈りが始まっており義父はお盆どころではなさそうだ。

夕方電話したら「もう迎え火は焚かんぞ」と厳しい口調であった。

人並みの事をと思うがこればかりはどうしようもなかった。

義父の忙しさは予想していた通りであり母もきっと理解してくれるだろう。

憐れではあったが私が山里へ駆け付けることは無理な話である。


我が家では我が家の「迎え火」を焚きご先祖様をお迎えした。

その時に母に声を掛けた。「こちらへ帰っておいで」と。

夫はそれはあり得んと言う。位牌のある場所へ帰るのだと言って聞かない。

それが霊界のしきたりだとしても母なら破る可能性もある。

好きなように自由に帰りたい場所へ行くことが出来るだろうと。

お茶目な母の事である。「間違えちゃった」と声が聞こえるようだ。

おそらく今夜は夢で会えるだろう。きっと笑顔で居てくれるに違いない。




今回が最後となる同人誌が届いた。

掲載費の振込用紙が同封されているだけでD氏からの一言は何もなかった。

長い付き合いであったが最後はこんなもんだろうと気持ちが醒める。

恨む気持ちなど全く無いがD氏の冷酷さを感じずにはいられない。

もう二度と関わる事はない。それが救いのように思えた。


私は我が道を行く。そんな大それたことではないかもしれないが

こつこつと地道に「書く」ことを貫いて行きたいと思う。

どんな困難が待ち受けていようと負けるつもりはなかった。

後ろ指を差されれば折り曲げても前へ進みたいと思っている。


いつか必ず訪れる最期の日のために書いている。

詩も短歌も私にとっては遺書のようなものだ。


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