ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年08月12日(月) 置き去りの夏

お盆を前にして少し猛暑が和らいだのか

今日は江川崎もさほどの暑さではなかったようだ。

ランキング上位は関東地方が占めており厳しい残暑だったことが分る。


台風5号は今朝岩手県大船渡市辺りに上陸し

東北地方を横断する最悪のコースとなった。

雨台風だったのか河川が氾濫し水害のニュースが流れる。

お米の産地でもあり農作物の被害も大きいことだろう。

まして台風には慣れていない地域のこと気の毒でならなかった。


追い打ちをかけるように台風6号が発生する。

台風に発達するだろう熱低も二つ発生しており今後の心配が募る。

地震はもちろんのことだが自然の猛威に人は逆らうことが出来ない。

明日は我が身だとその度に思う。とても他人事ではなかった。




朝のうちにちーちゃんに会いに行っていた。

「もんちょるかね」と声を掛けると「おう来てくれたか」と声が聞こえる。

なんと懐かしい声だろう。目頭が熱くなるばかりであった。

正式なお盆は明日からだがちーちゃんは早めに帰って来たので

他の人よりも長くゆっくりと自宅で過ごせることだろう。

奥さんのなっちゃんもそれを喜んでおり「おとうは得した」と笑った。

川漁にも行けるね。鰻を獲って来てくれるね。と喜びあう。

これからも毎年帰って来てくれるのだ。お盆が楽しみなるだろう。


「死」は決して絶望ではないのだと改めて思う。

姿は見えなくなっても魂は永遠に在り続けるのに違いない。




午後は少しお昼寝をしてから夫と一緒に高校野球を観ていた。

明徳義塾は常連校であるが県内出身の選手はゼロに等しい。

北海道出身の選手が3人も居ると知り驚く。

けれども高知県代表には違いなく応援せずにはいられなかった。

結果は圧勝であっさりと初戦突破であった。

もう少し接戦でも良かったなと夫と語り合ったことだった。


オリンピックが終りよさこい祭りも終わった。

お盆が終われば少しずつ秋めいて来ることだろう。

そうして季節は流れて行くのだがなんとなく切ないものである。


私は置き去りにされて行くように思い心細くてならない。

花が終われば種になるが私はおそらく散ったままだろう。

それがそのまま浮かばれない人生へと繋がって行く気がするのだった。

「認められない」ことはそう云うことなのではないだろうか。


ちーちゃんはいつも新聞の歌壇を見てくれていて

「出ちょったなあ」と自分の事のように喜んでくれたのだった。


「在りし日の君の姿を船に乗せ大河輝く光に満ちて」


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