ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年07月14日(日) 心を打たれたい

雨が降りそうで降らず。今日も不快な蒸し暑さだった。

九州北部では大雨とのこと。特に長崎の五島が酷かったようだ。

今後も線状降水帯が発生する恐れがあるらしく油断は出来ない。

なんだか空が怒り狂っているように感じる。

雨雲さえなければ穏やかな空なのに思うようにはいかないものだ。



午後お昼寝から目覚めてからふと思いつき花苗を買いに行く。

やっと気が向いたのだろう。下ばかり向いていては何も出来ない。

すぐ近くに「彩り市場」と云う地場産品のお店がある。

花苗は市内の障害者施設で育てており直に持ち込まれているようだ。

ホームセンターより苗の質が良く格安なのがとても有難い。


「夏すみれ」と「花すべり」の苗を三株ずつ買い360円の安さである。

苗を段ボールに入れたもののレジまで持って行けなかった。

店員さんに助けてもらい支払い後も車まで運んでもらう。

何としても植えなくてはと思う。やればきっと出来るだろう。


帰宅してまずは枯れた花の処分である。

既に枯れ草のようになっており片手で簡単に引き抜くことが出来た。

スコップで土を均し後は植えるだけであったが

どうにも思うように行かず娘に声を掛け助けてもらう。

夫が家の中から「自分で出来んのに買って来るな」と言う。

出来ると思ったのだ。そんな小言は聞かなかったことにしたい。


植え終わると娘が水遣りをしてくれて何とか整う。

夏の間きっと可愛らしく咲いてくれることだろう。

後は水遣りを怠らないことだと肝に銘じる。





今日は娘婿の出身である「下田地区」の夏祭りだったようだ。

夕方から「提灯台」が地区を練り歩くのだそうで

娘婿も参加しており娘とめいちゃんが楽しみに見に行った。

あやちゃんは行きたがらずまだ夕飯も食べてはいない。

「直ぐに帰るけん」と娘は言ったがそろそろ日が暮れそうだ。

提灯台は見始めたら夢中になってしまい辺りが暗くなるほど見応えがある。

威勢の良い掛け声。鮮やかな提灯の明かりが目に見えるようだった。


私もお祭りが好きだったが今ではすっかり無縁となってしまった。

それは子供の頃の思い出として記憶の片隅に埋もれて行く。

老いだけのせいではない。不自由な足ではどうしようもなかった。




今日も短歌を書くことは出来たが「いまいち」であった。

SNSでは短歌を発信している人も多いが

「これはいい」と思える短歌にはめったに出会えない。

一人を除いて。その人の短歌には「こころ」がある。

決して頭では書いていないのだ。だから惹かれずにはいられなかった。


俵万智の最新歌集「アボガドの種」を読んだが期待外れだった。

もう昔のような感性は何処にも見当たらない。

知名度だけで書いているのだろう。名があってこその短歌に思えた。


四万十市出身の岡本真帆の第二詩集も読んだが

若者だけあって31文字の言葉遊びのように感じた。

感性はあるのだがこれも「こころ」に乏しい。

地元でも脚光を浴びており一躍有名人になったが

「歌人」と認められて少し天狗のようになっているように思う。

おそらく俵万智と同じ道を辿ることになるだろう。


で次はどうするであったが今日は寺山修司の歌集をネットで購入した。

私にとっては藁にも縋る思いである。

心を打たれたい。「こころ」を感じたいその一心であった。

読めばきっと胸に熱いものが込み上げて来るだろう。


私は飢えている。私は彷徨っている。私は孤独である。



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anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

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