ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年06月24日(月) 直感を信じる

梅雨らしい雨の一日。時おり強く降る時間帯もあった。

気温はそう高くないのに不快な程の蒸し暑さである。


関東では猛暑日となり栃木の佐野市では36.8℃を記録したそうだ。

佐野には古くからの友人が住んでいるが身体に堪えたことだろう。

近況は何も分からない。年に一度の年賀状だけで繋がっている。


西日本はしばらく梅雨空が続きそうだ。

田んぼの稲が日に日に青づいて順調に生育しているのが分かる。

高知平野ではもう稲穂が見え始めているそうだ。

やがて全国のトップを切って稲刈りが始まることだろう。



義父はまるで外遊びを禁じられた子供のように過ごしていた。

まだ全部の田植えが終わっていないので気が気ではない様子である。

あれほど頑張っていたのにと思う。それだけ作付け面積が広いのだ。


午前中は工場の仕事をしてくれてとても助かったが

お昼前になり合羽を着て田んぼに行くと言い出す。

事務所のスケジュールボードには午後から事業者講習会となっていた。

「おとうさんいかんよ、昼から会があるけん」と慌てて引き止める。

「なに?そうか、すっかり忘れちょった」と思い出したようだ。

「まだ時間があるけんちょっとでも休んだや」と告げると

「そうじゃな、昼飯食うて休もうか」と言ってくれてほっとした。


夢中になると大切な約束でさえ忘れてしまうひとなのだ。

そんな80歳の高齢者も珍しいのではないだろうか。

それは決してただの物忘れではないことを私は知っている。


なんだか気疲れがしてしまって2時半に退社した。

義父のせいにしては気の毒だがそうとしか思えない。

会話がとにかく諄いのだ。日頃からとことん話し込む癖があった。


いつもより30分早いだけで買い物が楽しい。

かと云ってあれこれ作る気にはならず簡単に「牛丼」にする。

最近鰹がとても安く助かっている。お刺身は欠かせない我が家であった。

後は例の如くお惣菜である。茄子の挟み揚げと鶏の甘酢あんかけを買う。


それから店内にある百均で夏用のソックスを買った。

あれこれとゆっくり見て回るのが好きで不要な物までつい買ってしまう。

帰宅したらいつもと同じ4時である。随分と長い買い物だったようだ。



先日ここに記した歌人さんの歌集が見つかった。

なんと奇跡のようにヤフオクに出品されていたのだ。

残り後一日となっており慌てて入札をする。

もし他に入札者があればメールが来るのだが今のところまだない。

しめしめとほくそ笑んでいる。もうすでに手に入れたも同じである。

ちなみにその歌人さんは「山上秋恵さん」

歌集は「オレンジの墓標」で」第一歌集のようだった。

SNSのプロフィールには個人情報の公開はなく

年齢も居住地も定かではないがとても親近感を感じている。

もしかしたら私と同じ年頃ではないのだろうか。

ずっと若い方だったら申し訳ないが。

ネットで検索しても歌集以外の情報は得られなかった。

どんな短歌を詠まれているのかもまったく定かではない。


私にとっては「風」なのだ。その直感を信じたいと思う。


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