ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年06月22日(土) 風を待つ

曇りのち雨。いかにも梅雨らしい一日だった。

暑さは和らぐが湿度が高いのでじめじめ感が半端ない。

また鬱々としてしまいそうだったが気分は良かった。

肩の荷が下りたのだろう。もう何も考えることがない。

あれこれと思い煩わないことだ。私はいつも深刻過ぎる。

感受性も強いのだろう。些細な事でも気になってしょうがないのだ。

もっとあっけらかんと生きられないものかと思うばかりであった。



今朝は「オードリー」を見終わってから1時間程寝ていた。

平日なら出勤時間である。週末は得をしたような気分になる。

無気力もそこそこに買い物に行きカーブスにも行っていた。

まずまずの元気である。明るい気持ちが嬉しくてならない。


昼食後はまた2時間程お昼寝をして疲れを癒す。

だらだらとしているようでそうでもなかった。

不思議と寝起きの怠さもなく何かしなくちゃと思う。


まずは短歌といつものように3首詠んでみたが

満足するようなものは書けなかった。

日によって波があるようだ。大波小波ではないが

風が吹けば揺れるような水面の静かな波である。

ひたひたと水が満ちて来る。そんな歌を詠みたいものである。

日々風まかせであった。窓の外は雨ばかり降り続いている。


SNSでは私と同じように詩や短歌を発信している人が多いが

これは素晴らしいと共感する作品とはめったに巡り会えない。

私は見つけたくてならず躍起になるが思うようにはいかないものだ。


それが今日はとある歌人さんと巡り会った。

短歌ではなく俳句であったがなんと素晴らしい一句だったことか。

リポストせずにはいられない。もちろんフォローもした。

そうしたらその方も私の短歌を見てくれたらしい。

感動の「いいね」を頂きおまけにフォローまでしてくれたのだった。


その方の短歌を読みたくてならず歌集を探したが在庫切れである。

入庫予定は無しとのことでまるで夢を掴むような歌集となった。

アマゾンが駄目ならブックオフと中古本も探したがこれも在庫切れ。

とりあえず「入庫待ち」の手続きをしてみたがこれも無理かもしれない。

なんとしても読みたい気持ちは今も宙を彷徨っている。


その人こそ私の「風」なのかもしれないと思う。

なんとかしてその「存在」を風に変えられないものだろうか。





4時を過ぎて乾燥機の洗濯物を畳み終えてからふと思いつき

ホームセンターへ走る。娘達の衣類をなんとかしたかった。

勝手なことをしてと叱られるのを覚悟で衣類用のカゴを買って来る。

とにかく仕分けをしないと座敷中に衣類が散乱しているのだった。

娘も週末は疲れ切っているようで整理どころではないのだろう。

カゴは4個、それぞれの衣類を仕分けしてとてもすっきりした。

今後も私は「洗濯係」なのに違いない。

決して嫌なわけではないが畳んだ後のストレスはこれで解消される。

娘は「もう整理せんよ」となんとちゃっかりしていた。


娘と肩を並べて夕食の支度をするのも久しぶりである。

夫は相変わらず5時半から晩酌を始めていたが

鰹のタタキを頬張る口元が何とも気持ち悪くてならない。

自分でもどうしてか分からないのだが夫の口元を見るのが嫌だった。

何か生理的なものだろうか。もう男でも女でも在りはしないのに。

おそらく夫も私の仕草を見ながら同じことを思っているのだろう。

それは今更どうすることも出来ない「老い」の姿であった。


歳月は愛しくもあるが時には残酷でもある。

それでも生き永らえていかねばならない。


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