ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年06月10日(月) 45年の歳月

雨上がりの爽やかな晴天のはずが午後から一気に曇る。

大気が不安定なのはやはり梅雨のせいなのだろう。


今朝は車のエンジンが掛からず焦る。

セルは回っていてもう少しで掛かりそうなのに駄目なのだ。

夫が何度か試してみてくれて何とか掛かりほっとした。

10年目で16万キロも走ったオンボロ車である。

おそらくバッテリーの寿命が近くなっているのだろう。

とにかく職場まで一気に走り切ることにした。

アイドルストップが作動しなくなっている。

職業柄それがバッテリーの寿命なのが分かった。

エコバッテリーは高価だが会社の修繕費で落とす。

それが金庫番の特権でもあった。おまけに専務なのである。


通勤距離が長いので車の不調は大きなストレスとなる。

お客様優先なので修理は後回しになるが

今日は特別に無理を言って同僚にバッテリーを交換してもらった。

同僚が「請求書を出すけんね」と言って大笑いになる。




「時の記念日」は息子の誕生日でなんとびっくり45歳になった。

生まれた時のこと幼い頃のことが走馬灯のように目に浮かんでくる。

私も初めての子育てに必死だったが息子のおかげで母になれた。


大人になってからの苦労は決して並大抵ではなく

二度の離婚を経験し今はシングルパパとして頑張っている。

心配は尽きないが余程困った時しか連絡を寄こさない。

私に似て神経質な性質で落ち込む時も多いのだが

便りの無いのは元気な証拠と信じて日々は流れるばかりだった。


電話をしても仕事中かも知れず短いメールを送ってみる。

そうしたら夕方になり返信がありとても嬉しくほっとした。

「変わりないかね?もう45になったがやけん身体に気をつけて

ぼちぼち頑張りよ」と母。

「ほ〜いほ〜い変わりないけんね」と息子。

短いやり取りであったがささやかに繋がってくれていた。


息子とはこれからも程よい距離を保ちたいと思っている。

仕事に家事に子育てにと苦労は続くだろうが

息子ならきっと乗り越えて行けるだろうと信じてやまない。


母はいつまでも母である。息子は幾つになってもこどもである。


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