2024年05月24日(金) |
風だったのか海だったのか |
曇り時々晴れ。午後には30℃となりすっかり夏の暑さだった。
気になっていた熱低は台風一号となりゆっくりと北上しているようだ。
梅雨前線を刺激して大雨にならないことをひたすら祈る。
山里の義父は田植え。第二弾か三弾か忘れてしまったが
あと一回で全ての田植えが終るのだそうだ。
そうこうしているうちに直ぐに稲刈りになるだろう。
稲作の苦労は並大抵ではなかった。
今回も義父の友人が三人も手伝いに来てくれていて
お昼のお弁当を田んぼまで届けるようにと申し付かっていた。
そのせいか朝からそわそわと落ち着かない。
不手際があってはいけないとそればかりを思う。
10時過ぎに近くの地場産店へ買い求めに行ったが
念のためにと思い先に電話をしてみて本当に良かった。
いつも義父を助けてくれている例の女性が準備してくれているとのこと。
それならそうとどうして早朝にでも知らせてくれなかったのだろう。
そう云えば以前にも同じことがあった。
あの時も義父は私に何も知らせてはくれなかったのだ。
少し寂しい気持ちになったが今回もお役御免である。
明日も田植えの予定だがもうお弁当の心配はしなくても良いだろう。
とにかく順調に田植えが終わって欲しい。
義父が落ち着けば会社の経営も軌道に乗るだろう。
月末に向けて助けて欲しいことがたくさんある。
特に急ぎの仕事もなかったので2時に退社。
同僚も早退して通院の予定だった。
職場はもぬけの殻になるが今に始まったことではない。
長閑な田舎のことである。来客があっても出直して来てくれるだろう。
サニーマートで買い物をし3時には帰宅していた。
SNSをチェックしていたらお昼に発信した短歌の評判が良く
「3首とも好きです」と言ってくれた方が二人もいて驚く。
こんなことはかつて一度も無かったことで正直言ってとても嬉しい。
自己満足ではなかったのだ。伝わる人にはちゃんと伝わる。
書いた甲斐があると云うもの。そうしてとても励みになった。
君の声忘れられずに夏が来る風だったのか海だったのか
道端の花にも宿るたましいが野を越えていく天を目指して
トンネルの出口に向かい歩く君その背にそっと天使の声を
やっとスランプを抜け出せたように思えた日。
詩も短歌も自分の為に書いてはいけない。
それはあくまでも誰かのこころに届けるもの。
それが言葉の役目なのではないだろうか。
道端の雑草のように石ころのように生きている。
踏まれても蹴られても書き続けられる私で在りたい。
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