ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年05月10日(金) 自分の世界

若葉寒が続いており今朝も全国的に冷え込んだようだ。

けれども日中は大幅に気温が上昇し夏日が続出したらしい。

高知県西部も夏日に近くすっかり初夏の陽気となった。


この時期道路沿いや田んぼの畦道などに黄色い花をよく見かける。

コスモスに似て可愛らしい花だが特定外来生物に指定されていて

駆除対象の花となっておりなんとも憐れでならない。

名を「大金鶏菊」(オオキンケイギク)と云いキク科の植物だそうだ。

繁殖力がとても強く日本の生態系に悪影響を与えるらしい。

花には全く罪はないが「厄介者」になってしまっている。

日本に運ばれてさえ来なければとその運命を嘆かずにいられない。

それはいつ頃のことだろう。子供の頃には見かけなかった花だ。




もう金曜日なのかと思うほど今週は少し物足らなかったが

いつも通りに三時に退社。ラジオを聴きながら家路を急ぐ。

昨日のような気忙しさはなくゆっくりと買い物が出来た。


四時過ぎから夫と一緒にまた時代劇を見ようと茶の間へ行く。

そうしたら「三匹が斬る」は昨日が最終回だったそうだ。

で、「松平なんとか」だが「松平右近の事件帳」であった。

どうやら将軍家斉の実弟が主人公らしい。

主役の里見浩太朗の若いこと。水戸黄門とは大違いである。

「三匹が斬る」と同じような展開で最後に悪人を成敗するのだが

峰打ちではなく確かに斬り殺しているのが見て取れる。

夫に訊いたらそうするために将軍から刀を授かっているのだそうだ。

そうか、そうなのか。また毎日大勢の人が死ぬのだろう。


見終わってからググってみたらなんと42年も昔の時代劇だった。

里見浩太朗は45歳。どうりで若いはずである。

それにしてもテレビは凄い。一気に昔にタイムスリップするのだ。


明後日からは大相撲が始まるのでしばらくは夢中になることだろう。

大勢の人が死んでも見なければ何も知らずに済むことになる。


夫婦とは不思議なもので必ずどちらかの影響を受けやすい。

私の場合は自分はさて置き夫の好みに合わせているようだ。

その方が仲睦まじく会話も弾むような気がする。

それに男と云う者はそれが嬉しくてならないようだ。

私が興味を示してあれこれ質問すると喜んで教えてくれるのだった。


その分私は自分の殻に閉じ籠ることが多い。

一人になるとすっかり自分の世界を愉しんでいるふしがある。

詩や短歌もそうだし何よりもこの日記がそうだろう。

夫は全く興味がないのでこれ幸いと思っているようだ。

感心を持たれたら大いに困る。それが本音である。


夫はいつも俺よりも長生きしろよと言ってくれているが

もし私が先に死んでしまったらいったいどうなるのだろう。

ネット上にばらまかれたモノを見ることがあるのだろうか。

それは嫌だなと思う。出来れば一生知らずにいて欲しいものだ。


私は生きている限り自分の世界を守りたい。

もし踏み込まれたら死んだ方がましだと思っている。


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