ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年05月08日(水) 大切なこと

晴れたり曇ったり。気温はあまり上がらず過ごし易い一日。

爽やかな風が吹き抜けていく。周りの山が動いているように見えた。

職場に居ながら森林浴をしているようである。



始業前には看板猫のみい太を囲んで雑談をするのが習いだが

どうやら妻猫が子猫を産んでいるらしかった。

黒い野良猫でいつもお腹を空かせているのが見て取れる。

可哀想でならないが絶対に餌をあげてはいけないと義父のお達しだった。

みい太も野良猫だったのになんと恵まれた待遇なのだろう。

義父曰く「差別ではない区別だ」いくらみい太の妻猫であってもだ。


子猫は同じ敷地内の鉄工所に居るようだ。まだ姿は見せないが

鳴き声が聞こえているらしい。鉄工所のK君が言っていた。

私は見たくてならないのだが見れば情が湧くだろう。

K君も見ないようにしているらしい。皆気持ちは同じである。


気になってならないのは子猫たちの授乳であった。

痩せ細った母猫から果たしてお乳が出るのだろうか。

子猫たちが死んでしまうのではないかと思わずにいられない。


誰からも餌を与えられず自然界で逞しく生きている猫は多い。

何処だったか野良猫ばかりの島もあるそうだ。

人間と一緒に共存しているのだろう。それは平和にである。

母猫もそうであって欲しいと願わずにいられない。





仕事は決算月なので伝票入力が主だった。

経理の仕事はまとめてすることが多く振替伝票が半年分ほどある。

一気に入力すると肩が凝るので今日は2ヶ月分で終えた。


3時に退社。FMラジオは母の日特集で母に因んだ歌ばかり流れる。

それも昔の歌が多く島倉千代子の「東京だよおっかさん」とか。

昭和32年の歌らしいが私でも知っているので有名な歌なのだろう。


今日も手抜きは出来ずサニーマートであれこれ買って帰る。

帰宅して2階に上がろうとしていたら階下に居たあやちゃんが

「邪魔だから早くして」と言う。私が駆け上がれるはずなどない。

階段の隅に身体を押し付けるようにして「お先にどうぞ」と言ったら

ぷんぷんと怒ったような顔をして階段を駆け上がって行った。


「どうしてそんなにおばあちゃんをいじめるの」つい声を荒げる。

怒ってなどいなかった。悲しくてやりきれなかったのだ。


傷つけてはいけないとどれほど気を遣っていることだろう。

あやちゃんには何も伝わっていないのかもしれない。

たとえ家族でも思い遣ることの大切さを学んで欲しいものだ。


求め過ぎてはいけないが願うことは出来る。

それは祈りにも通じる大切なことではないだろうか。





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