ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年04月06日(土) 雨は見えない

曇りのち雨。春らしいやわらかな雨となる。

何処からともなく若い緑の匂いがするような気がした。

雨を受けながらきっと生き生きとしているのだろう。


私はと云えばしんみりとするばかり。

鬱ではないと思うのだが感傷的になってしまうのだ。

例えば若い子は箸が転んでも笑うとよく云われているが

私の場合は箸が転んだら悲しくなってしまうだろう。

無理に微笑むことをせずにいるとどんどん深みにはまって行く。

「そんな時は自分を抱きしめて」それも綺麗ごとにしか思えない。

こうなれば在りのままの自分を愉しむしかないのだった。




今朝は再放送の「オードリー」を見てから2時間近くも眠っていた。

そろそろ買い物に行かなければと気だるさのまま起き出す。

ふっと頭に浮かんだのは「鰤大根」であった。

寒い頃に頂いた大根が冷蔵庫の野菜室で眠っている。

まだ大丈夫だろうと確かめもせずにもう鰤のアラを買おうとしていた。

サニーマートの鮮魚売り場へ行ったら切り身はあるのにアラがない。

もしやと思い店員さんに訊いたらまだ準備中とのこと。

忙しそうにしていたのに奥から出して来てくれてとても助かる。

2パックで7百円、切り身よりもずっと安い。


帰宅したらもう10時を過ぎていた。次はカーブスである。

計測日であったが強制ではないのでさらりとお断りする。

体重もお腹周りももうどうだっていいのだと開き直っていた。


大きな扇風機がいくつか回っているのに流れる汗が半端ない。

それはとても心地よくそれだけで来た甲斐があると思った。

コーチが声を掛けてくれて脂肪が燃えているのだと言う。

それは嘘だろう。そんな誉め言葉に私は騙されはしない。



帰宅する前にほか弁を買いに行く。

全部で6人分。娘とけい君の分もあった。

娘はまだ店舗の後片付けが残っているが疲れが酷いとのこと。

今日も行く予定だったが急きょ休みにしたようだ。


けい君に会うのはお正月以来であった。

少し見ない間に背が伸びていてびっくりしてしまう。

やっとあやちゃんが遊んでくれたのは昼食を終えてからだった。

タブレットとゲーム機、それさえあれば何も要らない。

部屋からは楽しそうな話し声も聴こえていてとてもほっとした。


4時には息子が迎えに来て仕方なくもう帰らなくてはいけない。

つかの間ではあったが息子と少し話すことが出来た。

私の声がまだまともに出ていないのを心配してくれて嬉しい。

けれども最後には「煙草を止めんといかんぞ」と叱られてしまう。


仕事は順調とのこと。元お嫁さんとも度々会っていて

息子が夜勤の時には泊まりに来てくれているそうだ。

季節の変わり目なので心配なこともあったらしいが

今は落ち着いていると聞きどれほど安堵したことだろう。

離婚という息子の決断は決して間違ってはいなかったと思う。

「夫婦」にしばられなくても息子達のような関係もあるのだ。

もう5年生のけい君が辛い思いをすることは今後も決してないだろう。



降り止まぬ雨音を聴きながらこれを記した。

暖かいので窓を開けているが降っているはずの雨は見えない。


気分は相変わらず低迷しているが幸せな一日だった。








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