ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年03月26日(火) 三月の素麺

夜明けと共に雨はやみ日中は次第に晴れて来る。

午前中は汗ばむ程の暖かさであったが午後から風が強くなった。

明日の朝は平年並みの気温に戻るとのこと。寒暖差がとても激しい。


青空が見え始めると一気に桜の花が咲き始め

朝にはまだ咲いていなかった木にもぽつぽつと花が見え始める。

今日よりも明日と次々に咲き始めることだろう。



仕事が忙しく何から手を付けたら良いのか。

来客も多くしゃがれた声のまま応対に追われていた。

晴れたら義父も田んぼに行きたくてならずそわそわと落ち着かない。

田んぼに水を張る前に田起こしをしなければいけないのだ。

お昼前に逃げるようにして出掛けて行った。


私は昨日の事故車も含めナンバープレートを外す作業をしていた。

それが螺子が錆びついていてドライバーでは外れない。

杖を付きながらの片手作業なので尚更のことだった。

仕方なく同僚の手を借り3台のナンバープレートを外すことが出来る。


次は車検証と一緒に高知市内の代書事務所へ速達で郵送する。

最近の郵便事情はとても悪く普通便では翌日に着かないのだ。

29日までに着けば間に合うのだが何か不備があってはいけない。

廃車は特に気を遣う。来年度の自動車税が掛かれば大変なことになる。


郵便局を出たのが12時40分。今日はお昼休みどころではなかった。

義父が大量の洗濯をしていたのでコインランドリーへ持って行く。

いつものことなのだが10日分程溜めるのが常だった。

下着も作業着も後が無くなるまで洗濯をしないのだ。


母が健在だった頃はこまめに洗濯をしていて

ベランダいっぱいに干していたことを懐かしく思い出した。

でも母は畳むことをしなかった。仕事が忙しく手が回らなかったのだろう。

私が畳むことが多かったがそれも今となってはとても懐かしい。

5本指の靴下の左右を間違えてよく叱られたものだった。


コインランドリーでとても親切な女性に会った。

娘と同じ年位だろうか。乾いた洗濯物を車まで運んでくれたのだ。

私が杖を付きながら苦心しているのに見兼ねたのだろう。

大きな洗濯籠を両手に持って軽々と運んでくれなんと嬉しかったことか。

足が不自由になってからよけいに他人様の親切が身に沁みるようになった。


自分で出来ることはなるべくと思いつつ甘えたり頼ったりする。

無理をしたり強がったりしてはいけないのだと最近よく思う。

でも甘えっぱなしではいけない。恩返しをすることも大切なことだ。





4時に帰宅。今日は「夢に餅」はなく自分で洗濯物を畳んだ。

お昼休みが無かったのでまだ短歌を書いていない。

ふとたまには休もうかと思ったが「毎日」に拘っているようだ。

自室のパソコンに向かい開け放した窓から西の空を仰ぐ。

風は強いがなんと清々しい青空だろうと思った。

西に傾いたおひさまは眩しいほどに輝いている。

そうしているうちに自然に31文字が浮かんで来た。

15分で書ける。我ながら大したものだと己惚れるばかり。



炊飯器の蓋を開けたらご飯が少ししか残っていなかった。

夫に相談したら「素麺が食べたい」と言う。

幸い去年の夏の素麺が沢山あり早速大きなお鍋で湯がいた。

これが大好評で孫達も大喜びで食べてくれて嬉しかった。

三月に素麺も良いものだ。四月だって五月だって素麺だ。

真夏になれば毎日でも素麺が食べたい。




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