ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年03月25日(月) 「余生」ではなく「与生」

いかにも春らしい優しい雨。あたり一面がしっとりと潤う。

同じソメイヨシノでも木によって環境が異なるのだろう。

すでに3分咲の桜もあればまだ蕾のままの桜がある。

四万十川の中流地域では川沿いの桜がもう満開なのだそうだ。


桜に左右されているわけではないが気分は晴れやかである。

鬱々と考え込むこともなくすっきりとししているようだ。

くよくよしても始まらない。すくっと前を向きたいと思う。


桜は咲けば散ってしまうが私はまだ散るわけにはいかない。

「余生」ではなく「与生」なのだそうだ。

与えられた定命をなんとしても全うしたいものだ。




義父が高知市へ出張。緊張感が緩み同僚と共にゆったりと仕事。

同僚は少し鬱気味になっており眠れない夜が続いているらしい。

仕事の忙しさに加え日曜日は農作業をしているのだそうだ。

おそらく過度の疲労で精神的なストレスが溜まっているのだと思う。

先日も義父に相談したが「じゃあ毎日遊んでいればいい」と言う。

人一倍タフな義父にはとても考えられないことなのだろう。


お昼前にお客さんが転落事故を起こしSOSがあった。

ガードレールのない林道を走っていてハンドル操作を誤ったらしい。

義父が不在なので同僚が駆け付けたがとても手に負えない状況である。

幸い任意保険に加入しており専門の業者に依頼することが出来たが

レッカー搬送されて来た車を見て血の気が引けるほど驚く。

助手席は大破しており窓ガラスは割れ車内は荷物が散乱していた。

もし助手席に誰かが乗っていたら命に関わるような事故であった。

運転していたお客さんはかすり傷で済み不幸中の幸いである。

自動車税のこともありすぐに廃車の手続きしなければいけない。

それから新車は買えないので中古車を至急探して欲しいと依頼がある。

明日には早速段取りをするがまた義父が忙しくなることだろう。




いつもより少し早めに帰路に着く。今日は「ちきん館」で買物をした。

「丸っぽ鶏」と「鰹のタタキ」を買い自販機で冷たい缶コーヒーを。

ラジオを聴きながらコーヒーを飲みながら帰った。


帰宅してももう大相撲はない。夫のなんと退屈そうなこと。

しばらくは大相撲ロスが続きそうである。

まだ4時だったので録画してあった「ポツンと一軒家」を見ていたが

例の如くでまた途中から眠りこけてしまっていたようだ。

5時になりまだ洗濯物を畳んでいないことを思い出す。

やれやれと溜息を付きながら乾燥機を覗きに行ったら洗濯物が無い。

夫に訊いたら娘が出勤前に畳んでくれたようだった。

思わず「夢に餅」と声が出る。娘も気忙しかったことだろうに。


夕食は出来合いの物ばかりだったので孫達にワンタンスープを作る。

それからエノキ茸を湯通しし甘酢和えを作った。

夫は今夜もビール。ご飯も普通の白米を食べることが出来る。

酷かった下痢も軟便になったそうでもう大丈夫だろう。



雨はまだ降り続いており雨音が耳に心地よい。

このまま雨音を聴きながら眠るのも良いだろう。


詩が書けた。短歌も書けた。こうして日記も書けた。

思い残すことは何もない一日が終ろうとしている。


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