ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年03月24日(日) 催花雨

桜が咲き始める頃に降る雨を「催花雨」(さいかう)と言うのだそうだ。

花を催促する雨と云う意味である。

桜が咲けば「桜雨」寒の戻りがあれば「花冷え」曇れば「花曇り」

古くからの日本語はなんと風情があり好きだなと思う。

私のように無知で学のない者は少しずつ覚えて行かなければならない。

今日は「催花雨」を覚えたので少しだけお利口さんになった。



夫の体調が心配でならない朝だったが幸い熱は平熱になっており

今朝はいつも通りに起床し一緒に朝食を摂る。

昨夜の雑炊が残っておりお味噌汁も飲んだ。

しかしまだ下痢が治まらず食後はトイレに直行だった。

めいちゃんのダンスの発表会「オムツをしてでも行くぞ」と強がる。

楽しみにしていただけに気合で治そうとする意気込みが伝わってきた。

発表会は午後からだったので午前中は様子見である。


昼食は温かいおそばを食べる。食欲はあるようでほっとした。

その後すべてを出し切ったようだ。とてもすっきりした顔をしている。



土佐清水市までは40分足らず。遠いようでけっこう近い。

雨も小降りになっており久しぶりのドライブであった。

お遍路さんのなんと多いこと。青い目をしたお遍路さんも歩いていた。

行きだけでも10人ほど。春遍路ならず雨遍路である。

雨合羽を着ていても足元はずぶ濡れだろうと気遣う。


土佐清水市民会館へ着いたが既に駐車場は満車状態である。

なんとか一台だけ停めることが出来てほっと胸を撫で下ろした。

一時半の開演でプログラム一番からもうめいちゃんの出番である。

可愛らしい衣装。メイクもしてグレーの付け髪もしている。

親馬鹿ではないが他の誰よりも上手に見えた。

嬉しくてならなかったが夫はもっと嬉しそうな顔をしていた。

無理をしたのかもしれなかったが観に来れて本当に良かったと思う。

発表会は昨年に引き続き2回目であったが

めいちゃんが心から楽しんで好きなダンスを踊っているのが分かる。

ずっと末永く続けられたらと願うばかりであった。

そうして成長していく姿を見続けることが出来ればこの上ない幸せである。



娘達が外食とのことで今夜も夕食の支度を免れる。

あやちゃんにはテイクアウトを買って来るそうだ。

スシローだろうか、はま寿司だろうか定かではないが

あやちゃんも一緒に行ける日が来れば良いなあと思った。


夫がまた雑炊が食べたいと云うので「ちょっと雑炊」を作る。

仕上げに卵を入れるととてもインスタントには見えない。

それから鰤の塩焼き。玉子豆腐もぺろりと平らげる。

さすがにビールはもう一日我慢するように言ったが

どうしても飲みたいと言って聞かないのではらはらした。

あらあらという間に500を一本飲み干し満足したようだった。

今夜下痢がなければもう大丈夫だろう。

それにしても人騒がせなお腹だったこと。



気温は一気に春らしくなったが明日も雨になりそうだ。

桜の蕾はどんどんと膨らみ花開いていくことだろう。

春だからこそ忘れてはいけないことがあったが

いつか自分を赦せる日が来るのだろうか。






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