朝と日中の寒暖差が大きくて戸惑う。
毎年のことなのかもしれないが今年は特別ではないだろうか。
まだ炬燵も仕舞わずにいて暖房を点ける朝もある。
一気に夏になるよりは良いのかもしれない。
今日は珍しく義父が居てくれて随分と仕事が捗った。
同僚と二人で頭を悩ませてもどうしようも出来なかったのだ。
しかし義父の短所と云うべきか長所なのかもしれないが
一つの事に集中し始めると無我夢中になってしまう癖がある。
お昼休みも忘れてしまうので今日は私が犠牲になった。
けれども一気に仕事が片付きなんとほっとしたことだろう。
義父もそれなりに工場のことを考えていてくれるのだと思う。
禁煙外来は2時半の予約だった。少し余裕を持って早めに行く。
初めての病院だったが受付の女性がとても親切で優しかった。
先日電話で応対してくれた看護師さんにも会えて嬉しくてならない。
医師も穏やかな笑顔でとても親身になってくれた。
「一緒に頑張りましょう」と励ましてくれなんと心強いことだろう。
治療には2ヶ月余り掛かるのだそうだ。
まずは「ニコチネル」と云う貼り薬を身体に貼り様子を見ていく。
その薬は身体にニコチンを吸収させるのだそうだ。
その上に煙草を吸ったら身体に悪影響を与え危険だと言われた。
まれに我慢できずに吸ってしまう人もいるらしい。
その時は正直に報告することが義務付けられている。
しかし危険だと分かっていて吸うことなど私は出来ないと思う。
もう覚悟は出来ているのだ。それが揺らぐことはないだろう。
帰宅して娘には話したが夫には話すことが出来なかった。
煙草が大嫌いで憎むほどの夫にどうして話すことが出来よう。
隠し事をするようで気が咎めるがいつかずっと先になって
「いつの間に止めたんだ」と言わせたいと思っている。
子豚は死んだわけではないがもう姿を現すことはないだろう。
最後に吸ったラッキーストライクが美味しかった。
もう思い残すことはないだろうと思っている。
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