ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年04月19日(水) 告別式は延期となった

全国的に気温が高くなり夏日になった所が多かったようだ。

暑さで有名な四万十市江川崎でも26℃を超えたらしい。


市町村合併で今は四万十市になっているが

私が生まれ育った頃は西土佐村という山村であった。

四万十川の中流地域であり大昔には材木を筏にして運んでいたのだそうだ。

もちろん大型トラックなど無かった時代である。もしあったとしても

道は狭く悪路でとても運べるような状態ではなかったと思う。

江戸時代、明治時代のことだろうかその光景を見てみたいものだ。


筏羊羹という銘菓がある。老舗の和菓子店が作っているのだが

私が子供の頃からあってたまに無性に食べたくなる時がある。

甘さを抑えた上品な羊羹で3本くらいはぺろりと食べられそうだ。







昨夜はお通夜。今日は告別式のつもりで出社する。

気分がとても落ち込んでいて鬱々としていた。

タイムカードを押して喫煙所に向かったら昨日の残りが一本だけあった。

しみじみと味わう。なんだか涙が出そうになった。


もうこそお別れだと思っていた。今生の別れになるだろう。

同僚も協力してくれて新しい煙草を持参してはいなかった。

それなのにどうしたことだろう。10分もしないうちに吸いたくなる。

またふらふらと夢遊病者のように喫煙所に向かって行ったのだった。


そこにはもちろんピアニッシモアイシーンは無い。

あるのは同僚のラッキーストライクであった。

一本だけと思ったのだ。とにかくその場を凌ごうとする。

「これで最後」と何度呟いたことだろう。

結局同僚のラッキーストライクを5本も吸ってしまったのだった。


子豚には反省の色は全く見えずケロッとしているのが腹立たしい。

こんな子豚に育てたつもりはないと親豚は嘆いていることだろう。


ドラえもんは嘆くことはしなかったが呆れかえっているようだった。

心を鬼にしてもう二度とポケットから煙草を出すことはないと思う。


後は子豚次第である。意思が弱いと決めつけてはいけない。

もう十分に追い詰められている。その底からなんとしても

這い上がることが出来るのではないだろうか。



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