爽やかな晴天。まるで5月のような風だった。
家に閉じこもっていても家事をするわけでもなく
ただごろごろと寝てばかりいるものだから
プチドライブを兼ねて四万十町の七子峠までラーメンを食べに行っていた。
ケンミンショーでも紹介された人気店であるが
11時の開店と同時に行ったので比較的空いていて助かる。
半チャーハンと醤油ラーメンを注文し15分程待っただろうか。
チャーハンには好物の福神漬けが添えてありとても美味しかった。
肝心のラーメンはスープが少し脂っこく感じてイマイチに思う。
普段からあっさり系の中華そばに慣れているせいだろう。
「腹さえ張ればもう用はないな」と夫と笑いながら帰る。
往復2時間ほどのドライブが丁度良いように思った。
黒潮町の入野海岸には沢山のサーファーが押し寄せていた。
GWにはどれほどの人になるだろうと想像しただけでオソロシイ。
駐車場には岩手ナンバーの車が2台停まっていて驚いた。
子豚はとにかく家でくすぼっていてはいけない。
くすぼるだけでは済まなくて火を点けたくなるのだった。
幸いと云うべきか生憎と云うべきか今日も吸殻は見つからなかった。
娘は確かに吸っているのだがいったい吸殻を何処に隠しているのだろう。
諦めているせいか我慢は出来ないことはなかった。
ただ恨めしくてならない。娘のように吸いたいと思ってしまう。
家族に喫煙者が居ると禁煙は難しいと云うが正にそれである。
「私は吸いますが吸殻はあげません」それはあんまりではないだろうか。
娘は決して意地悪をしているわけではないのだろう。
それは分かるがなんだか酷く蔑まされているように思えてならない。
そこで大きなギャップが出て来る。
明日になればもう我慢しなくても良いのだ。
いくらでも吸いたいだけ吸えるのである。
それが「快楽」だとすればもう逃れられないだろう。
快楽に溺れる。たとえそれがどれほどの罪だとしてもだ。
なんだか底なし沼に足を踏み込んだような気分であるが
計画禁煙は予定通り実行しようと思っている。
成功する自信はないが何事もやってみなくては分からない。
子豚の運命はいかに。晴れて救われる日が来るのだろうか。
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