ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年04月10日(月) 溺れる子豚は藁にも縋る

昨日ほどではなかったがひんやりとした朝。

もう花冷えでもなく寒の戻りでもないだろう。

季節は確実に初夏に向かっているはずである。



決して睡眠不足ではなかったが今朝は酷い睡魔に襲われる。

いつもの山道、峠道を越え山里の県道を走っている時だった。

異常なほどに眠くなり運転に集中出来なくなっていたようだ。

ほんの一瞬のことだったが記憶が飛んでしまい気がついた時には

歩道に乗り上げガードレールに激突する寸前となっていた。

咄嗟にハンドルを切り歩道から車道に下りて難を逃れることが出来たが

気づくのが少しでも遅れていたら大きな事故になっていただろう。

歩道を歩いている人が居なくてほんとうに幸いだったと思う。


以前にも似たようなことがありその時には内科の薬を替えてもらった。

それ以来睡魔に襲われることはなかったので気にしていなかったが

どうやら毎朝服用している痛み止めの薬が原因ではないかと思う。

それも一年近く服用しているので今更と云う気もしないではない。

けれども他に思い当たるような原因がなかった。

明日から試しに服用を中止してみようかと思っている。

足の痛みが酷くなるようならまた飲み始めてみれば良いだろう。



煙草には確かに覚醒作用があるが禁煙を理由にするのは卑怯だと思う。

そうでなければどれほど多くの人が睡魔に悩まされるだろうか。

子豚は大馬鹿者であるがそれくらいの常識はわきまえているつもりである。

居眠り運転で事故を起こした煙草を吸えないせいだとは言えない。


職場では相変わらず喫煙を続けている。

今日は残り3本となり明日の餌の保証は無かった。

同僚も買い置きはもう無いのだそうだ。

一瞬目の前が真っ暗になったが年貢の納め時かもしれないと思った。

何事にも「きっかけ」が無くてはならない。


今は娘の吸殻を吸いながらこれを記している。

実は一度自分でゴミ箱に捨てた物を再び拾ったのだった。

こんな不味い物が吸えるもんかと思って捨ててしまったのに

どうしてまたそれを手にしてしまったのか自分でもよく解らない。

溺れる者は藁にも縋ると云うがまさに今がそれなのだろう。


喉元過ぎれば熱さ忘れるとも云う。

今が喉元なのだろうかと真剣に考えているが

いったい何を忘れたら良いのか分からなくなってしまった。









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