ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年04月03日(月) やばいよ子豚

春風にしては少し強過ぎる風が吹き桜がはらはらと散るばかり。

「桜吹雪」と云うがまさに雪が舞っているように見えた。


仕事を終えて帰る頃にはすっかり葉桜になっていた。

ソメイヨシノの葉は緑ではなく濃い桃色なのでそれもまた美しい。

葉桜も良いものだなと感慨深く眺めたことだった。



帰宅すれば燕たちが玄関のあたりを飛び交っている。

古巣は壊さずにずっと残してあるが気に入ってくれるだろうか。

なにしろ玄関先なので場所によってはとても都合が悪い。

今のところは新しい巣を作り始めていないのでほっとしているが

最悪の場合にはアルミホイルで囲いをしなければならない。

例えば玄関ドアの真上とか。アルミホイルを貼ると燕は諦めるのだ。


燕が訪れる家には幸せが舞い込むと云うがどうなのだろう。

もう十分に幸せなのでこれ以上はもういいかなと思っている。

ただ不運なことだけは起きないで欲しいと願うばかりであった。





子豚は土日にあまりにも辛かったのでまた新たに禁煙を決意する。

今日からは職場でも絶対に吸わないつもりで出社したのであるが

なんということでしょう。職場の机の引き出しを開けたところ

禁煙を決意する直前まで吸っていた銘柄の煙草が一箱入れてあった。

「ピアニッシモアイシーン」と云う煙草でメンソールが強く

私のようなメンソール中毒者にはもう堪らない煙草なのである。

犯人と言ってしまえば気の毒であるが同僚の仕業だとすぐ分かった。

だからと言って有難迷惑だとどうして言えようか。


まず一本に火を点ける時に手が震えていた。

懐かしさのあまり感動したのであろうか。まるで夢のようであった。

「やばいよ、やばいよ」それ以外の言葉が出てこない。


しかし同僚の好意にこれ以上甘えるつもりはなかった。

これを最後にして欲しいと願ってやまない。


言い換えれば「快楽」なのだろうと思っている。

いつまでも甘い汁を飲めるはずなどないのだ。


そのうち取り返しのつかないことになるのだと思う。

もっと危機感を感じなければいけない。


やばいよ子豚。本当にやばいよ。


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