ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年03月20日(月) 子豚の誓い

今日は四月並みの陽気と聞いていたがお天気は下り坂となり

夕方からぽつぽつと雫のような雨が降り始めた。


桜の花がほんの少し。まだ一輪二輪と数えるほどである。

満開なのは雪柳でそれは見事な純白であった。

畑には大根の花。チンゲン菜だろうか青菜にも花が咲いている。

まるで目移りするような春があちらこちらに見える。


朝の道では良心市に初物の「タラの芽」が並んでいた。

もうそろそろかなと待っていただけに喜んで買い求める。

一パック百円の安さ。田舎ならではのことだろう。


山里では田んぼに水が張られ田植えの準備が始まっている。

義父がそわそわと落ち着かないのも仕方ないことだった。





このまま穏やかな日記としたいところだが

子豚のことを書いても良いだろうか。

先日もう書かないと言ったばかりなのに申し訳ない。


実は昨夜泥酔してしまって煙草が吸いたくてたまらなくなった。

娘婿が以前に吸っていた火を点ける煙草が残っていると言って

まるで神様のようにして一箱恵んでくれたのだった。

私はまるで飢えた子豚であった。なんと見苦しいことだろう。

もはや狂っていると思った。もう手の施しようがない。

その後どうなってしまったかは言うまでもないだろう。


とにかくその一箱を消費しなければいけない。

禁煙を決意した時の「在庫一掃セール」である。


案の定職場でも我慢が出来なくなってしまった。

同僚にせがんでは恵んでもらい「くれくれ詐欺」だと言われる。

それも今日限りだと決意を新たにした。もういい加減にしなければ。


麻薬中毒者が服役し出所してからまたもや麻薬に溺れる。

愚かなことと人は罵るけれど私も一緒だと思った。

このままでは本当に心も身も滅ぼしてしまうだろう。

罪悪感に苛まれ気分はどんどん落ち込むばかりだった。


子豚は再び決心をする。ひと月禁煙出来たのだ。

目標は3ヶ月。いや3年だって可能だろう。

明日からまた苦しくなるがなんとしても耐えなければいけない。


どうなってしまうのだろうと案ずるのもよそう。

進む道を選ぶ時なのだ。寄り道などもう二度とするものか。


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