明け方まで小雨が降っていたが日中は青空が広がる。
彼岸の入りで「寒の別れ」だろうか。風が少し冷たかった。
あちら側とこちら側。まるで季節が引き裂かれているようでもある。
朝から気分がなんとなく落ち着かず苛々してみたり。
誰のせいでもない。自業自得だと分かっていた。
灰皿に娘が吸殻を沢山捨ててあって火を点けずにはいられない。
立て続けに5本ほど吸ってしまい酷い自己嫌悪に陥る。
これこそが元の木阿弥である。なんと情けないことだろうか。
カーブスはそれなりに気分転換となった。
足の痛みはあったが先週程ではなく辛さを感じずに済んだ。
コーチは必要以上に褒めようとするがそれが仕事なのだろう。
私は出来ればそっとしておいて欲しいが笑顔で応えていた。
そんなコミュニケーションも必要なのかもしれないなと思った。
帰り際に近所に住むYさんに会った。3B体操の時の仲間でもある。
彼女も膝が痛く今月から通い始めたのだそうだ。
大なり小なり痛みを抱えている人が居るものなのだ。
自分だけではないと思うと不思議と励みに思ったりする。
午後、所属している同人誌へ原稿を送った。
この2ヶ月程の間に書いた短歌から16首を選んだ。
どれも変わり映えのしないマンネリ化したものばかりである。
それでも諦めてしまうわけにはいかない。
詩の掲載は一切認められていない。
三下り半を押されてからもう一年以上が過ぎている。
私の詩はもう二度と受け入れてはもらえないだろう。
すでに孤立しているのだと思う。もう独りで書き続けていくしかない。
そんな運命なのだなと受け止めると少しも惨めではなかった。
娘の吸殻が目障りでならず全てゴミ箱に捨てた。
それなのにどうして煙草の箱を私の部屋に置いているのだろう。
加熱式煙草なので「火を点けないで下さい」と注意書きしてある。
火を点ければ身体に害があるのだろうか。
娘が確かそんなことを言っていたようにも思うが今は仕方ない。
くらくらと眩暈がする。いったい私はこの先どうなってしまうのだろう。
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