ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年03月10日(金) 子豚の再犯

起き上がり小法師のように生きている試しに倒してみればいい


それほど強く逞しくはない

涙を流す日もあれば

嘆く日だってあるのだ



ただ起き上がることは出来る

たとえ泥だらけになっても

空を仰ぐことが出来るだろう



試されるために生きている


私を倒してみなさい


痛みなど怖れてはいない





自分の書いた詩を「自己解説」してはいけないのだそうだ。

詩はあくまでも読者のものらしい。

私は今までずっと自分のものだと思っていた。

だからまるで我が子のように叱ることも出来たのだ。


夜明け前にSNSに書いて発信したものを

夜になりここに転載していたけれど

今後もそれを続けるべきだろうかと迷っている。

このままだとどうしても「自分のもの」にしてしまうだろう。

明日までに結論を出したいと思っている。

どうすることが最善なのかよく考えてみたい。





子豚のことを憶えているだろうか?

その子豚が今日は悪さをしたので報告しておきたい。

罪名は「拾得物横領」としておこう。しかも執行猶予中のことである。

明日で猶予期間が終わり晴れて刑を免れる所だったので残念でならない。


子豚は魔がさしたと供述しているが赦すわけにはいかなかった。

目撃者も居るのだ。そうなれば現行犯としなければならない。



どうしても我慢できなかった子豚の気持ちも分からないではない。

けれども理性はどうしたのだ。強い意志はどこに行ったのだ。

子豚は酷く後悔しており深く反省している様子であるが

犯した罪はそうそう簡単に消えるものではないのだった。


その後の子豚の供述によると

拾ったお金を警察に届けず使い込んでしまった時のようだと言う。

罪悪感は半端ではなかったことだろう。そうして苦しみも伴う。


いっそ死刑にしてくれと子豚は叫んでいるが

軽犯罪なのでその願いは叶えてやることは出来ない。


いま子豚は取調室に居るが一本の煙草もカツ丼も与える訳にはいかない。


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