もう春と咲き誇りたる花がある私の胸に一輪を挿す
雀色の野原だった
枯れることに慣れてしまって
夢も見ずに生きてきたけれど
相応しいとかそうではないと
いったい誰が決めるのだろう
美しく在りたいのではない
ただいのちを咲かせたいと思う
こんな私にも陽射しは降り注ぎ
春の花が胸に寄り添う
春らしい詩をと思い書いてみた。
自分では良し悪しが全く分からないけれど
思いがけずに好評でお二人の方からコメントを頂く。
何か伝わるものがあったのだろうか。
共感してもらえたのならなんと有難いことである。
とても励みになる。書いて良かったのだなと思った。
かと言って有頂天にならないことだ。
あくまでも私は自分に厳しくありたいと思っている。
今にまたとことん貶す日もあるだろう。
今日は杖を買うつもりだったが買わずに済んだ。
母の荷物を整理した時に確かあったような気がして
探してみたらすぐに見つかったのだった。
折り畳み式で紫色に白い花柄の上品な杖であった。
一目で気に入りこれからは私が使用することに決める。
それにしても母が杖を付いていた記憶が全くなかった。
いったいいつ買ったのだろうと不思議でならない。
職場の庭を杖を付きながら少し歩いてみた。
なかなかに良い感じである。ずいぶんと楽に感じる。
ただ左手に持つのか右手に持つのかよく分からなかった。
左足が痛いのだから当然左手のように思われるが
右手に持った方が歩く時に楽なような気がしたのだった。
それとあまり杖に頼り過ぎてもいけないように思う。
杖なしで歩けそうな時は自分を試してみるべきだろう。
まだ完全に杖デビューとはいかないかもしれない。
なんでもそうだが一度楽な思いをすればそれが癖になるものだ。
余談ではあるが完全禁煙からもうすぐ一月になろうとしているが
昨夜寝る前に魔が差したのか娘のシケモクに火を点けてしまった。
それは不味いはずだったのになぜかとても懐かしかった。
シケモクを拾い集めすべて捨てる。それが精一杯の抵抗である。
まだ未練があるのだろうか。それが口惜しくてならない。
|