まだ冬の名残の朝に佇んでせめて息はと呼ぶ春がある
逃げて行くのだという
季節は何の罪を犯したのか
囚われるのを怖れているようだ
私は息を数えている
ひとつふたつ春を感じながら
そのぬくもりに命を預けた
どこまでが冬なのだろう
決めることは出来ないけれど
逃れさせてやらねばと思う
今朝は真冬並みの寒さとなり氷点下だったようだ。
せめて息はと思いながら書いたけれど
相変わらずのモノになってしまった。
最後の一行がなんとなく変ではないかと思う。
逃れさせてやらねば。日本語として間違っているのかもしれない。
ようは逃げる2月を表現したかったのだが上手くいかなかったのだ。
最高気温が15℃を超えすっかり春の陽気となった。
優しい陽射しを浴びていると生き返ったような気分になる。
まだまだ寒の戻りがあるかもしれないけれど
季節はもう春と言っても良いのではないだろうか。
夕方から左足が酷く痛む。歩くのもままならないほど。
特に無理をした覚えもないので突発的なものだろうか。
毎日ストレッチをしていても効き目が殆ど感じられない。
運動療法が一番の治療だと聞いていたが不信感が募って来た。
それでも藁にも縋る思いで続けて行こうと思っている。
たとえ今日のように最悪の日があってもずっと続くわけではない。
明日の朝には痛みが和らいでいるかもしれないのだ。
少しだけ弱音を吐いて少しだけ嘆いた。今日は許してやろうと思う。
本当のことを書いてこその日記ではないだろうか。
夫が教えてくれたのだけれど歌手の和田アキ子も股関節だとか。
ネットで検索したらすぐに詳しいことが分かった。
私と同じ変形症ではないようだけれど人工関節手術は同じだった。
手術をしない限り完治はしないのである。
彼女は杖をついたり時には車椅子も頼ったりとかなり重症らしい。
それでも仕事に穴を空けない。生放送にもちゃんと出ている。
「大丈夫、なんとかなっています」とコメントがあった。
さすがアッ子さんだと感激し頼もしく思ったのは言うまでもない。
私も胸を張って「大丈夫」と言いたくてならないのだった。
痛みがあると少なからずメンタルが弱る。
「なんのこれしき」と思っていても痛みには勝てないのだ。
だからと言って負けっぱなしでいるつもりはなかった。
立ち向かって行く勇気のようなものがまだ私にも残っているようだ。
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