ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年02月24日(金) 春に希望を

手探りで君との距離を確かめる届かぬことも希望に変えて


きみの声が聴こえたような気がして

暗闇を一歩踏み出してみた私は息だ



届かぬことを嘆かずに

憧憬を夢とも思わずに



ただ息だけを頼りに生きている


きみに会いたいのではない


ほんの少しでいい

きみを知りたいと思っている





久しぶりに「きみ」が出て来る詩のようなものを書いたが

これは特定の誰かを指しているわけではない。

もちろん憧れているわけでもなく恋をしているわけでもないのだ。

ただ「きみ」と書いてみたかっただけなのだろうと思う。

だから心が少しも籠っていない。まるで雲を掴むような詩である。

いくらでも恋の詩が書けた若き頃がふと懐かしく思い出される。




午後から仕事を休ませてもらって整形外科へ。

診察前にリハビリがあったがキャンセルをする。

簡単なストレッチなので家で毎日出来ることばかりなのだ。

時間の無駄だと思ったのは言うまでもない。

病院に長居をしたくないのも本音であった。

待合室は高齢者で溢れている。私もその仲間となってしまった。


医師に無理を言って60日分の薬を処方してもらう。

これでしばらくは通院を免れることが出来る。


足の痛みは相変わらずで辛い日もあるけれど

気長に付き合っていく覚悟は出来ている。

まだ歩くことが出来るのだ。それだけで十分ではないだろうか。


最近嬉しいのは会う人がみな「足はどう?」と気遣ってくれることだ。

全く知らない人でも「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれるのだった。

自分ではあまり意識していないけれど歩き方が不自然らしい。

「びっこ」という言葉は差別語になり今は使ってはならないけれど

まさしくそれであり足を引き摺りながら歩いているのだった。


これから春になり暖かくなると痛みが和らぐような気がしてならない。

希望を持って春を迎えようと思っている。


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