ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年02月12日(日) 恥を知りなさい

野に春の便りが届く若草の緑は淡い恋に似ている


何度も読み返しては

君の名を確かめている



私のような者にと思った

春は分け隔てなく

陽のぬくもりを届ける



憧れのままで良かったのだ

なのにどうしてこんなにも

胸がせつなくなるのだろう



私は緑の衣を羽織った


もうすぐ君に会える日が来る





66歳のいい年をしたおばさんが「恋」とは如何なものだろう。

いくら苦し紛れに書いたものとはいえ許し難いことである。

恥を知りなさい。夢見る乙女にどうしてなれるだろうか。


春は確かに近づいているけれど私の存在に気づくとは限らない。

そもそも羽織るべき緑の衣を持ち合わせていないのだ。

雀色の古びたセーターを着ている。毛玉だらけでなんと見苦しい。

それでも春が見つけてくれるのなら私は生きていられるだろう。




今日も気分転換を兼ねて何処かに出掛けようかと思っていた。

娘夫婦が仕事だとは全く知らされていなかったのだ。

それだけ私達に遠慮をしていないと云うことだろう。

「じゃあ頼むけんね」の一言でさっさと仕事に出掛けて行った。


私はまた少し禁断症状が出ていてそわそわと落ち着かない。

読書にも集中出来ず家事をする気にもならなかった。

こんな日は寝るに限るとほぼ一日中炬燵に潜り込んでいた。


やはりこのままでは駄目だと思い知らされる。

週末になる度に苦しまなくてはならない。もう限界だと思ったのだ。


とにかく決心する。明日からもう一本たりとも煙草を吸わない。

それは大きなストレスになるかもしれないけれど

もし一週間それが出来ればどれほど救われることだろうか。

完全に禁煙が出来るのだ。それは願っても無いことである。


思うだけではいけない。それは誰にでも出来るだろう。

私はここに記すことで自分の意志を貫きたいと願っている。


最悪の場合は恥の上塗りになるかもしれないけれど

私は自分を試してみたいと思っている。









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