今朝は何も書けず苦しくてたまらなかった。
毎朝のことなので「休もう」とすぐに決めることが出来ない。
しばらく悶々としていたがやっと決心すると嘘のように楽になった。
書かなければいけないのではないのだ。
書きたいと云う気持ちさえあればどんな駄文であっても書けるのだと思う。
この日記もそう。書きたくてたまらなくて毎晩書いている。
昔ある人に「毎日よく書くことがありますね」と言われたことがあるが
生きてさえいれば日記は書ける。どんなに平凡な一日だったとしてもだ。
禁煙パイポを吸いながらこれを記しているが
これはどうも禁煙には効果が無さそうに思えて来た。
「吸う」と云う行為がそのまま煙草への欲求へと繋がる気がする。
「ヤメルンジャー」ではなく「ヤメレンノジャー」となってしまう。
とにかく何かを吸っていなければ落ち着かないのは弊害だと思う。
家では禁煙が出来ていると偉そうなことを言っているが
ただ我慢しているだけなのではないだろうか。
完全禁煙を目指すためにはまず禁煙パイポを止めるべきだろう。
職場では相変わらずで今日もずるずると吸ってしまった。
始業前の同僚との連れモクはもうすでに日課になっている。
「置き引き」の罪を犯さないよう一本与えてくれるのだった。
一本が二本になり今日は五本だったろうか。よく憶えていない。
同僚曰く、貢いでいるのでも恵んでいるのでもないのだそうだ。
「たかられている」とあくまでも笑いながら言うのであった。
ついに私もそんな悪どい人間になってしまったらしい。
このままでは人の道を踏み外してしまうかもしれない。
明日こそは真っ当な人間になろうと思うだけは思っている。
「ふざけやがって」何処からかそんな声も聞こえてくるが
子豚は決してふざけている訳ではない。
もがき苦しみながらなんとかして現状を突破しようとしている。
墓穴を掘り続けているがそのうちきっと這い上がって見せよう。
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