ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2023年02月05日(日) 子豚のワルツ

たとえ名のみの春だとしても

気づくことは出来るだろう



柔らかな土に埋もれた球根が

ちいさな芽を出したこと


空を仰げば優しい陽射しが

天使のように降り注いで来る



いつまでも冬ではいられない

私は南からの風を待っている


息はあたたかくなり

生きて在ることを確かにした


いのちはもう春だ





今朝は短歌が書けず苦し紛れに詩のようなものを書いてみた。

ほんとうに「それなりの」駄作であるにも関わらず

いつも読んでくれている方が「春の息吹を感じる、いい詩」と

思いがけないコメントを届けてくれたのだった。

よほど偏屈な性格なのだろう。素直に喜ぶことが出来ない。

それよりも後ろめたい気持ちでいっぱいになってしまった。

言葉までもあがきもがいてなんとも見苦しくてならない。

私は恥知らずなのだ。それなのにどうして書き続けているのだろう。



気分転換も兼ねて夫とラーメンを食べに行っていた。

隣町までほんの30分ほどのドライブ。

国道沿いでは野焼きが行われており空は春霞のようだった。

つかの間のことであったがささやかな春の風物詩である。


禁煙、いや正しくは休煙を始めてから食欲が旺盛となり

体重が少しずつリバウンドしている。

今夜は60キロ近くになっており焦らずにはいられなかった。

我慢の上にまた我慢を重ねなければいけない。

やはり子豚には餌を与えてはいけないのである。


今日は全くストレスを感じない一日だった。

おまけに大好きなラーメンを食べられてなんと幸せだったことか。

まるで子豚がワルツを踊っているような気分であった。


一切我慢をしなくても良い人生など在り得ないけれど

時々は「ご褒美」のような出来事が在ると良いなと思う。

たとえば明日の朝のラッキーストライクだったり

それが今の一番の難題だと云うのに何を期待しているのか。

愚かで馬鹿としか思えない自分を阻止出来ずにいるようだ。


この日記もついに子豚シリーズとなりもう引き返せなくなった。

禁煙が完全に果たせるまで延々と続くのかもしれない。


「まだ止められないのか」「いいかげんにしろ」そんな声も聞こえる。


けれども私はこれからもありのままを記して行こうと思っている。






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