野にひとつ緑を置いて語り合う頷きながら春が立つ頃
やっときみに会えたようだ
艶やかな若き緑に心惹かれ
私は雀色の上着を脱いだ
きみに訊ねたいことがある
けれども今は何も訊かない
ただきみの声を聴きながら
春を感じていたいとおもう
緑の吐息に包まれながら
私もやがて春になるだろう
「立春」に想いを寄せながら書いてみたけれど
どうなのだろう。自分では全く良し悪しが分からない。
「悪し」と言ってもらったほうが気が楽になるようにも思う。
元々大した人間ではない。もちろん詩人でもないのだから。
今日は仕事を休ませてもらった。
カーブスを終えてから出勤することも出来たがそんな気になれない。
せめて週末だけでも煙草の束縛から逃れたくてたまらない。
なんと不思議な一日であった。
全く煙草を吸いたいと思わないのである。
そうしてそんな気持ちが心地よくてならないのだった。
「あれば吸いたい」「無ければ吸わなくてもよい」
そんな法則があるのか定かではないけれど
とにかく気分がとても楽になり落ち着いて居られたのだった。
三日では足らない。一週間は必要ではないかと思う。
そうすればきっと完全に禁煙が叶うのではないだろうか。
モンダイは月曜日だ。あっても吸わない強い意志が欲しい。
それが目下の最大の課題である。自分との闘いなのである。
禁煙を決意してからもう20日も経ってしまったようだ。
最初はこれほどの苦しみがあるとは思ってもいなかった。
まさか自分で墓穴を掘るようなことをするなんて。
かと言って自分を責めても何も変わらない。
自己嫌悪に陥りよけいに苦しくなるだけだろう。
煙草を買わなければいけないのが一番のストレスだった。
幸いと言って良いのかそのストレスからは解き放たれている。
毎日の買物が楽しい。ちょっと奮発することも出来る。
もう二度と買うもんか。それだけは感心する程に意志が強い。
それなのになぜ吸い続けようとするのだろう。
自分の心理状態が全く理解出来ない。不可解でならないのだった。
このままでは長期戦となり子豚は育ち続けるだろう。
やがては殺され精肉売り場で半額シールを貼られる運命かもしれない。
負けるな子豚。嘆くな子豚。きっときっと奇跡はある。
|