ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年08月02日(火) 泣くほどの笑い話を待っている

夜明け前に虫の声を聴く。コウロギではないだろうか。

立秋も近くなりささやかな秋の気配を感じる。

日中はほぼ猛暑日となったけれど関東の酷暑に比べれば

心地よい暑さと言って良いだろう。恵まれているのだと思う。

それより冷房の効いた事務所に座りっぱなしで心苦しくてならない。

敷地内の草引きをしようとしていたら義父に止められてしまった。

稲刈りが終わって一段落したら草刈り機で刈ってくれるのだそうだ。

最近の義父はとても優しい。それがほっと嬉しくてならない。





郵便局の由美ちゃんからとても愉快な話を聞いて涙が出るほど笑った。

とあるご老人が座薬を間違えて飲んでしまったのだと言う。

飲み薬にしては大きいので鋏で半分に切ったのだそうだ。

医師から座ってするように言われたのでちゃんと座って飲んだと言う。

そうしたら数時間後に酷く胸やけがしたらしい。

異変を感じた娘さんが医師に相談しやっと間違いに気づいたのだった。

幸い胸やけ以外に身体に支障はなく笑い話で済んだとのこと。

その話を娘さんが面白がって皆に言いふらしているらしい。


高齢者には在りがちなこと。笑ってはいけないのかもしれないけれど

由美ちゃんの話し方がユーモアたっぷりで笑わずにはいられない。

「また笑わせちゃるけんね」と言って配達に出掛けて行った。


お腹を抱えて涙が出るほど笑ったことがあっただろうか。

かつてあったような気もするけれど随分と昔のことに思える。

「笑う」って幸せなことだなと思った。心が大喜びしている。


由美ちゃんは私より一つ年下だけれど現役の郵便配達員をしている。

バイクに乗って颯爽と村中を走り回っているのだった。

その姿にどれほど元気を分けてもらっていることだろう。

そろそろ引退も近いらしく「もうちょいよ」と言っている。

由美ちゃんに会えなくなるのがとても寂しくてならない。

今度はいつ笑わせてくれるのだろう。私はまた涙を流したい。

由美ちゃんとのお別れも笑い話になってくれたらいいなと思う。


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