2022年07月27日(水) |
まな板の上の魚が跳ねている |
曇り時々雨。猛暑は和らぎ過ごしやすい一日だった。
今日も蜩の声が切なげに聴こえる。
山里ならではの風物詩なのかもしれない。
仕事を終えてから整形外科へ。予約をしてあったのですぐに名を呼ばれた。
いきなり骨密度の検査をすると言われて戸惑ってしまう。
先日の医師の話では「骨の状態を診る」と言われていたので
てっきり股関節のレントゲンを撮るのだとばかり思い込んでいた。
ベットに仰向けに寝かされズボンを下げるように言われる。
足ばかりではなく腰も腕までも丹念に調べてくれたようだ。
検査の結果はすぐに判りなんと「骨粗しょう症」になっていた。
足よりも腕の骨がかなり弱っているらしくなんと思いがけないこと。
若い頃から力仕事には自信があったのでまさかと耳を疑う。
そういえば最近重い物の持ち運びが辛くなってはいたけれど
「年寄り病」と決めつけるにはあまりにも早過ぎる気もする。
カルシウムを多く含む食事を心がけること。
適度に運動をすること。日光浴も良いのだそうだ。
毎日魚を食べていてカーブスにも通っているのだけれど
まだまだ足りないと云うことなのだろうか。
いったい私はこの先どうすれば良いのだろうか。
診察を終えてから血液検査と尿検査が待っていた。
医師はこれ以上いったい何を調べるつもりなのだろう。
まるでまな板の上の魚のような気持ちになる。
一週間後にまた来るように言われて頷くしかなかった。
もう病名など要らないと思う。私をそっとしておいて欲しい。
帰宅してじいちゃんに報告したら笑い飛ばされてしまった。
「もう若くはないと云うことじゃろう」と。
私はもっともっとあっけらかんと生きていきたい。
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