晴れのち曇り。明日は雨になるらしい。
一雨ごとに春に向かうような優しい雨であることを願っている。
昨夜は深夜に豊後水道を震源地とする地震があった。
熟睡していたのをケイタイの地震アラートで飛び起きる。
その後すぐに揺れが襲って来たけれどかなりの横揺れで怖ろしかった。
二階では娘婿が叫び声をあげていて娘が子供達を庇っていたようだ。
四万十市では震度5弱。大分や宮崎では震度5強だったとのこと。
南海トラフとの関連性も考えられ大きな不安となってしまった。
幸い被害はなく夜が明ければ何事も無かったように平和であった。
余震が7回程あったらしいが身に感じない程の弱いものだった。
ちょうど今読んでいる本が津村節子の「三陸の海」であり
東日本大震災で津波に襲われた岩手県の田野畑村の事を書いてある。
偶然ではあるけれどもしも大地震が襲って来たらと考えずにはいられない。
津波は避けられないだろう。家も失ってしまうかもしれない。
命だけはなんとしても守らなければいけないとひたすらに強く思う。
それは今夜かもしれないし明日かもしれないことだった。
そんな大きな不安に立ち向かっていかなければいけないのだろう。
田野畑村は奇跡的な復興を成し遂げ今は観光地として栄えているらしい。
その様子を田野畑村役場のホームページで見たのは昨日のこと。
どれほど大きな打撃と悲痛を味わった事だろうと思う。
ひとはみな弱いけれど希望さえあれば強くなれるのではないだろうか。
明日は我が身と思いつつ今日の平穏無事をかみしめていた。
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