今朝は今季一番の冷え込みだったようだ。
明日は「大寒」その山を越えればとひたすら思っている。
一歩一歩確実に春に向かっているのだろう。
土佐清水市ではもう白梅の花が咲き始めているらしい。
今日は母を腎臓専門の病院へ連れて行く予定だったけれど
ここ数日のコロナ拡大を受けて延期することになった。
施設側も外出を避けたいとのこと尤もなことだと思う。
心臓の上に今度は腎臓。母が憐れでならない。
最悪の場合は人工透析をしなければいけないそうで
もしそうなれば施設も転居しなければいけなくなる。
それだけは避けたいと思っていたのだけれど
ケアマネさんからは「命を優先するべき」と言われている。
とりあえず延期になったとは言え深刻な事態には変わりない。
あっけらかんとしている母は何も知らなかった様子で
先日電話で話したら寝耳に水のごとくで「嘘でしょ」と言う。
施設からも主治医からも腎臓の「じ」の字も聞いたことがないと。
それは私も意外であった。真っ先に母に伝えるべきではないかと思う。
認知症ならともかくとして母はまだ聞き分けることが出来るのだ。
いきなり人工透析と告げるほうがよほど酷なことに思える。
母との面会はしばらく叶わなくなったけれど
私の夢にはよく現れて一緒に仕事をしている。
遠い昔の母に遡ることはなくほんの数年前の母の姿であった。
私達は夢の中でも言い争い喧嘩ばかりしている。
母が私の仕事の邪魔をして困らせてくれるのだった。
いつぞやはあまりに腹が立ち母を突き倒したこともある。
さすがに目覚めが悪くひどく後悔するのが常であった。
憎しみなどこれっぽっちも無いはずなのにどうしてだろう。
何かトラウマのようなものがあるのなら拭い去りたいものだ。
もしも今夜会えたなら優しい言葉をかけてあげよう。
仕事なんかもうしなくてもいい。
微笑み合いながら昔話でもしましょう。ねえお母さん。
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