ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年01月04日(火) 父の声

風もなく穏やかな晴天が続いている。

お正月三ヶ日もあっという間に過ぎ去り

本来ならば今日が仕事始めであったけれど

社長である義父の計らいで明日からの仕事になった。

ゆっくりのんびりと過ごすものも良いものだけれど

ふと忙しい日常も恋しくなってきてしまった。

とりあえず明日を待とうと逸る気持ちを宥めている。



昼食後一時間程お昼寝をするようになってしまって

今日はとても不思議な夢を見た。

亡き父と電話で話している夢で声がとてもリアルであった。


若き日に母を頼ってしまってから父と会うことはなかった。

夫はあくまでを義父を父としていて認めていて

実の父とは縁を結ぼうとはしなかったのだ。

だから父は死ぬまで孫にも会えず一生を終えたことになる。


父との唯一の繋がりは電話で事あるごとによくかけて来てくれた。

私の誕生日や孫の誕生日は決して忘れることはなく

娘などは「高知のおじいちゃん」と言って親近感さえ覚えてくれていた。


夢の中の父はしきりに孫である息子の事を気遣ってくれる。

お嫁さんの病気の事も話した。「それはえいかよ」と心配するので

「顔色も良くなってね。大丈夫と思うよ」と言ったら

「それは良かった」と言って一瞬声が遠のいていく。

「お父ちゃん!お父ちゃん!」と叫んだところで目が覚めてしまった。


父は間違いなく天国から電話をかけてきてくれたのだと思う。

その距離は計り知れない。どれほどに遠いところだろうか。

それなのに父の声ははっきりと聴こえ私を励ましてくれた。


見守っていてくれることを忘れてはいけない。

懐かしい父の声に明日の希望が湧いてくる。


お父ちゃんありがとう。今日はとても嬉しかったです。


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