ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2021年12月30日(木) 小晦日に

陽射しには恵まれたけれど風の強い一日。

明日はもう大晦日で今日は小晦日と言うらしい。

駆け抜けたような一年がもうすぐ終わろうとしている。

振り返れば充実した一年だったのだろう。

平穏無事でいられたことが何よりに思う。

幸せは「仕合せ」何事もなるようになり

不安や心細さも過ぎてしまえば些細なことだった。



朝のうちにお大師堂へ。花枝に千両の実を添える。

トイレ掃除は出来なかった。ちょうど干潮時で

川の水が引いており水を汲みに行けなかったのだ。

足の痛みが無ければ岩を伝って行けたけれど

とても自信が無く諦めてしまった。

出来ない事があっても良しと自分を宥めそしてゆるす。


家事もそこそこ。今年ほど手を抜いたこともなかった。

玄関ドアの拭き掃除もしないまま注連縄を飾る。

床の間には昨年の鏡餅がそのままあり埃を被っていた。

これにはさすがに苦笑い。罰当たりなことをしたものだ。


一年の疲れがどっと出る頃。もう無理はしないと決める。

何もしなくても新年は来るだろうと思うことにした。


午後は本を読み少しお昼寝もする。

4時前からおでんを煮込む。家中におでんの匂いが漂っていた。



息をするたびに命の在処を感じていたと思う。

与えられた一日を全うしながら明日を信じていたのだった。

いのちある限りと思う気持ちは変わらない。

愚かなこともある。不甲斐なさを感じることもある。

それでも血の通う指先で明日の扉を開け続けていようと思う。



拙い日々の日記を読んで下さりありがとうございました。

これが今年最後の日記になりそうです。

皆さまどうか穏やかに新年をお迎えください。


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