陽射しには恵まれたけれど風の強い一日。
明日はもう大晦日で今日は小晦日と言うらしい。
駆け抜けたような一年がもうすぐ終わろうとしている。
振り返れば充実した一年だったのだろう。
平穏無事でいられたことが何よりに思う。
幸せは「仕合せ」何事もなるようになり
不安や心細さも過ぎてしまえば些細なことだった。
朝のうちにお大師堂へ。花枝に千両の実を添える。
トイレ掃除は出来なかった。ちょうど干潮時で
川の水が引いており水を汲みに行けなかったのだ。
足の痛みが無ければ岩を伝って行けたけれど
とても自信が無く諦めてしまった。
出来ない事があっても良しと自分を宥めそしてゆるす。
家事もそこそこ。今年ほど手を抜いたこともなかった。
玄関ドアの拭き掃除もしないまま注連縄を飾る。
床の間には昨年の鏡餅がそのままあり埃を被っていた。
これにはさすがに苦笑い。罰当たりなことをしたものだ。
一年の疲れがどっと出る頃。もう無理はしないと決める。
何もしなくても新年は来るだろうと思うことにした。
午後は本を読み少しお昼寝もする。
4時前からおでんを煮込む。家中におでんの匂いが漂っていた。
息をするたびに命の在処を感じていたと思う。
与えられた一日を全うしながら明日を信じていたのだった。
いのちある限りと思う気持ちは変わらない。
愚かなこともある。不甲斐なさを感じることもある。
それでも血の通う指先で明日の扉を開け続けていようと思う。
拙い日々の日記を読んで下さりありがとうございました。
これが今年最後の日記になりそうです。
皆さまどうか穏やかに新年をお迎えください。
|