2021年04月03日(土) |
今日を歩きましたか? |
早朝ぽつぽつと雨が降っていたけれどすぐにやむ。
ちょうど「四万十川ウォーク」が開催される日で
土手の道をけっこう沢山の人が歩いていた。
皆さんとても楽しそうに歩いていてなんとも微笑ましい。
お大師堂の前の小道もコースになっていて
「おはようございます」と朝の挨拶を交わしたことだった。
お参りを済ませてから竹箒で掃き掃除をする。
まるで秋ではないかと思うほど枯れ葉が沢山落ちていた。
ふと枯葉を踏みしめながら歩くのも良いのかもしれないと
思ったのだけれどやはりきれいな道を歩かせてあげたかったのだ。
「歩く」以前のように散歩をすることも殆どなくなってしまって
日に日に弱るばかりの足腰と向かい合うばかりの日々が続いている。
歩きたい気持ちはあるのに歩こうとしない怠け者としか言いようがない。
それでも日々「一歩一歩」と思いながら生きているのだった。
今日が終わればまた明日。それが一歩でなくてなんだろう。
川仕事の手を動かしながらも歩んでいるのだと思いたい。
日々を積み重ねることで前へ前へと進んでいるのにちがいない。
たとえ同じ場所に佇んでいてもしっかりと前を向ける自分でありたい。
山があれば登る。谷に落ちたら這い上がる。
それほどに私は強くはないけれど嘆くことだけはしたくなかった。
弱さを認めてこそひとは少しだけ強くなれる気がするのだ。
今日歩きましたか?そう訊かれたら「はい歩きましたよ」と応える。
決して胸を張るのではない。ただ少しだけ前へ進むことが出来た。
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