2021年04月02日(金) |
何があっても「おっけい」 |
曇り日。南風が強く吹き名残の桜もとうとう散ってしまう。
なんとなく寂しいけれど葉桜もまた風情があるもの。
その色はなんだか桜餅の塩漬けの葉に似ていて
もうずいぶん食べていないなあと懐かしくもあった。
高校時代に学校のすぐ近くに和菓子屋さんがあって
確か一個30円だったと思うのだけれど
帰り道に友達と寄っては買って食べていた記憶がある。
桜餅の甘さよりも塩漬けの葉が好きだった。
だからと言って葉だけ食べても美味しくないのが桜餅なのだ。
あの和菓子屋さんは今もあるのだろうか。
いま無性に桜餅が食べたい。あの和菓子屋さんの桜餅でないと駄目。
今夜はまあちゃんが我が家にお泊りをするのだそうで
孫たちと三人でお風呂に入り夕食も一緒に食べる。
嬉しくてはしゃいでいる孫たちには申し訳ないけれど
私は少し虫の居所が悪く不機嫌な顔をしていた気がする。
全く予定外の事があると精神的に参ってしまう悪い性分。
少しの変化に戸惑ってしまいそれがすぐに顔に出てしまうのだ。
それに真っ先に気づくのはいつも娘であった。
その時はっと気づかれた事を察する。いけないいけないと思い直す。
まさか孫たちには気づかれていないだろうとすごく心配になる。
それなら最初からにこにこしていれば良いものをほんと馬鹿なんだから。
変化のない日常ばかりとは限らない。
何があっても「おっけい」と微笑んでいられる自分でありたい。
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