2021年04月01日(木) |
まあこんなもんでしょう |
今日は黄砂が見られず。雲が多かったけれど久しぶりの青空だった。
陽射しも燦々と降り注ぎ名残の桜がきらきらときれい。
四月になるのを待ちかねていたかのようにツツジの花も咲き始めていた。
なんとなく気分一新。あたらしい扉を開いたような気持ち。
きっと何処かに向かおうとしているのだろう。
何処なのかはわからない。とにかく一歩踏み出してみようと思う。
職場を休ませてもらって久しぶりの川仕事だった。
今朝は意気込んでいたのか少し武者震いをするほど。
とにかく身体を動かしたくてたまらなかったのだ。
潮待ちをして10時前にやっと船を漕ぎ出す。
漁場に着いて驚いたのは海苔の異変であった。
ずいぶんと弱っていて茶色くなり始めていたけれど
「こんなもんさ」とじいちゃんが言ってくれて
とにかく少しでもとせっせと手を動かすばかり。
どんなに品質が落ちても見捨てるわけにはいかない。
毎年の事だけれど最後の最後までと思う気持ちは変わらなかった。
大潮から中潮、そうして小潮になれば海苔が元気になる。
地球の引力との関係は定かではないけれど不思議なものだなと思う。
海水と川の水が混ざり合う汽水域ならではのことだった。
収穫を終え作業場で天日干しを終えさあ家に帰ろうと
車に乗ったところ右足がつったようになり激痛が走る。
どうやら久しぶりの立ち仕事で足の筋を痛めてしまったよう。
肥満と運動不足でどうしようもなく情けないことであった。
二階の自室に上がるのもやっとのことで
それでもこうして今日の事を書き終えることが出来てほっとしている。
今年で65歳になる、まあこんなもんでしょうと思えば愉快なり。
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