2020年07月10日(金) |
ひとはひと、わたしはわたし |
朝方少し強い雨が降ったけれど日中はほとんど降らず。
心苦しいけれど恵まれているとしか思えない一日。
SNSでは豪雨災害にまったく触れようとしない人が多く途惑う。
他人事だと思っているのだろうか。見て見ぬふりをしているのだろうか。
もしかしたらそれが当たり前のことなのだろうか。
「今日も素敵な一日を過ごしましょう」などとよく言えたものだ。
あまりにも配慮の足らない言葉なのではと思わずにいられない。
そんな怒りにも似た感情を宥めつつ私はわたしの言葉を発する。
「ひとはひと、わたしはわたし」と言い聞かすように。
晩ご飯の後めいちゃんが食器を洗ってくれていた。
小さな手でそれは上手に洗ってくれていたのだけれど
水量が少なく洗剤の泡が残っているのが気になり
「もうすこしおみずをだそうかね」と蛇口をひねったのがいけなかった。
すっかり機嫌を損ねてしまって「もうあらわない」と泣きじゃくる。
洗いかけのお皿を投げるようにして泣きながら二階へ上がってしまう。
「ごめんね、おばあちゃんがわるかったね」
せっかく洗ってくれていたのに余計なことをしてしまった。
もうすぐ6歳になろうとしているめいちゃんの自我が芽生えている。
「ちゃんとできるよ」と。だからほめてあげなければいけなかった。
明日も洗ってくれるかな。おばあちゃんはとても助かるよ。
ありがとうねめいちゃん。ぴっかぴかのお皿がとても愛しい。
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