2020年03月02日(月) |
ふと現実を忘れるほどに |
弥生三月らしい暖かさとなる。
優しい陽射しを浴びながらふと現実を忘れるほどに。
仕事の予定が詰まっており山里の職場へ。
川仕事の目処が立てばそちらを優先しなければならず
明日はどうなることやらとなんだか落ち着かない。
そんな日に限って仕事が順調にはかどらず少し苛立つ。
とにかく今日の事をと精一杯の一日だった。
お昼に気分転換をと職場のパソコンでネットを開いたら
思いがけないメールが届いていてとても嬉しかった。
送信日は昨日の朝。気づくのが遅くなってしまい申し訳ない。
取り急ぎ返信はしたものの言葉足らずではなかっただろうか。
昨年の秋から同人誌に短歌を載せてもらっている。
その拙い短歌を「好きだ」と言ってくれるひとが居てくれたのだ。
いつも自信がなく揺らぎ続けている私にとってそのメールが
どんなに励みになったことだろう。救われたような気がする。
いや確かに救われたのだ。私はこのまま書き続けても良いのだと
そっと背中を押してもらったのだと思う。なんとありがたいこと。
けれども私は自信を持ってはいけない。己惚れてはいけない。
私はわたしのままでありのままを詠い続けようと思う。
不安や心細さをそのままに「いのち」を伝えられるように。
自信にあふれたひとの言葉は誰の心にも響かないことを
わたしはすでに知っているから。
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