2019年12月12日(木) |
溺愛することが愛ではない |
よく晴れてたっぷりの陽射しがありがたい。
陽だまりにいると暖かいのだけれど北風が冷たかった。
「北風と太陽」のお話を思い出すような冬の一日。
愛犬あんずの命日。もう7回忌にもなった。
たくさんの思い出の中でいまも走り回っている。
ペットロスという言葉があるけれど
私たち家族にはそれがなかった。
むしろ天寿を全うしたあんずを褒めたたえてあげていた。
人間よりもずっと短い寿命の犬の最期を見届ける
その覚悟がなければ犬を飼う資格がないとさえ思える。
厳しい言葉だけれど悲しんでばかりではいけないのだ。
溺愛することが愛ではない。そうつけ加えておこう。
お墓参りにも行かなかった。好物だったお饅頭も供えず
ただただあんずの思い出話をしながら夜を迎える。
あんずと遊んだことを憶えていないあやちゃん。
あんずの存在さえも知らないめいちゃん。
お父さんもお母さんも家族に恵まれ幸せに過ごしていますよ。
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