2019年06月08日(土) |
ささやかな親孝行なのか |
爽やかな晴天。吹き抜ける風のなんと心地よいこと。
薄っすらと夜が明け始めた頃。窓を開け広げて風に吹かれていた。
今日は保育園に新一年生たちが招待されていた。
ふたりとも大喜びで元気に登園する。
特にめいちゃんはお姉ちゃんが一緒と嬉しそう。
午後は予定を一日早めて母のもとを訪ねる。
母にひ孫の顔を見せてあげたかった。
めいちゃんはひいばあちゃんを知らなくて
でもあやちゃんはちゃんと覚えていてくれた。
母は興奮したように大喜びをしてくれて
満面の笑顔を見せてくれ私もとても嬉しかった。
ひ孫の顔も見せてあげられないほどの親不孝をずっと重ねて来た。
「お母さんごめんね」と心の中で詫び続ける。
少しずつほんとうに少しずつだけれど出来る事をと思う。
救われているのは母ではなくて私なのだと思った。
やせ細ったしわくちゃの手であやちゃんと握手。
「やわらかい手やねえ、やさしい手やねえ」と母がつぶやく。
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