降ったりやんだりの雨だったけれど
降り出したらバケツをひっくり返したような大雨。
風も強く雷様まで大暴れをしてすっかり嵐のよう。
そんな悪天候も午後には少しずつ回復していく。
仕事を少し早目に終わらせてもらって母のアパートへ。
夏物の肌着などを揃えて施設へ届けてあげたかった。
日捲りの暦が3月26日。もうそんなに月日が流れていたのか。
部屋は救急搬送された時のままで複雑な思いが込み上げてくる。
アパートを引き払う準備もしなければいけないけれど
何から手をつければ良いのか、途方に暮れる程の荒れよう。
義父はまだ急ぐなと言う。家賃を払い続けるのも考えようだけれど
とりあえずはしばらくそのままにしておくしかないのかもしれない。
母のところには日曜日に行く事にしてそのまま帰宅した。
雨がやんで明るくなった空。「ただいま」とあやちゃんの声。
私はこんなにも家族に恵まれているけれど
母はどうしようもなく孤独なのかもしれないとふと思った。
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